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天皇の世紀 #8
「降嫁」(1971年・S46・10月23日OA)

長野主膳(トメ位置:天知茂)、前回出演(#5「大獄」)から2回おいての再登場。#5のラストで桜田門外の変までたどり着いていたが、ほんの少し遡ったところから物語は始まる。

降嫁を推進する井伊大老の秘密連絡員・主膳は九条家家臣・島田左近(川合伸旺)と、姉が皇女を産んだばかりの岩倉具視(伊丹十三)は何を考えてるかわからない策謀家だが降嫁には積極的、なんてことを今日も密談中。しかし、金に糸目をつけない主膳が和宮の乳母の買収にも一役かって着々と裏工作を進めていくその最中に、桜田門外で井伊大老が暗殺されてしまった(映像なし・中村竹弥さんの出番もなし)。

それでも彼の遺志を継がねばと頑張る主膳、京都所司代に降嫁推進を訴え、皇子(のちの明治天皇)の叔父にあたる中山忠光(村野武範)、そのブレーンである田中河内介(丹波哲郎)たちアンチ降嫁派・攘夷派を排除せんと画策したり忙しい毎日を送っていた。その甲斐あってか和宮の降嫁は決定。しかし暗躍した主膳らは、次々に粛清の憂き目にあってしまうのだった…(後ろ手に縛られて首を刎ねられる直前のシーンが映って出番はおしまい)。

*史実では井伊亡きあと彦根藩の藩政に関わったものの、後継ぎや家老と折り合いが悪くて処刑されたらしい。今でいう「再現ドラマ」形式なので、もうちょっと内面を掘り下げてほしかったなあと思うシーンがあっさりスルーされてしまうのが勿体無かった。

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| TVドラマ(時代劇)::天皇の世紀 | 12:17 AM | comments (x) | trackback (x) |
天皇の世紀 #5
「大獄」(1971年・S46・10月2日OA)

天皇の世紀

条約締結や後継問題の件で井伊大老(中村竹弥)を詰問しようと押しかけ登城した御三家の面々はそれぞれ謹慎処分を受けた。まもなく家定将軍死去の知らせが入り、水戸の徳川斉昭(三島雅夫)は井伊のワンマンぶりに怒り心頭。また京都でも、条約を勝手に締結した事で天皇が立腹、水戸贔屓の面々は天皇の手紙を直接水戸へ届ける手段に出た。そしてそれは、京都入りする老中のための下工作に奔走中の長野主膳(主役:天知茂)の耳にも入る。

直弼の部屋住み時代の愛人で今は主膳と微妙な仲にある(byナレーション)たか(南風洋子)の屋敷に滞在、忍び衆を傍に置き、一度毒見した茶の再毒見を無言で強要するすさまじく慎重な主膳だったが、この密勅の件を聞き慌てて九条関白(青野平義)の元へ。だが海千山千の九条は、水戸宛の書状には署名せず、ちゃっかり作っておいた同じ内容の幕府宛のものには署名をしていた。つまり関白の署名のない水戸宛の書状は「偽勅」とみなせる――江戸で青ざめていた直弼もこの主膳の知らせで安堵し、水戸藩の家老たちを隠居に追い込んだ。

しかし秋には九条が関白の座から引きずり落とされ、悪口雑言を投げ文する輩の出現もあって主膳の立場は悪くなる。そこで巻き返しを図った主膳、投げ文の犯人を探るため、わざと白紙の書状を飛脚問屋に預けて忍びに盗ませ、「昨日の書状、返してもらいたい」と主人にねじ込み、問屋にあるすべての書状を堂々と調べ上げるという荒技に出た。その結果、犯人は尊攘志士の梅田雲浜(外山高士)と判明、主膳は彼の一味をことごとく牢に繋ぎ、ここに安政の大獄が始まるのであった。

老中首座の間部詮勝(生井健夫)を安全に京へ入れるため、という名目でばっさばっさと水戸藩ゆかりの人物や公家らアンチ井伊派を弾圧する主膳。やがて九条が関白に返り咲き、間部が京都入りした後でも「頭の毛は、幾度でも生えまする。二度と毛の生えぬ頭こそ、望みです」とツッコミ自粛な発言で手綱を全く緩めず、鷹司たち水戸派の公家衆を出家に追い込み、捕えた者たちをことごとく江戸送りにしてのけた。

「むごくあってこそ力だ」――うそぶく主膳の最後のターゲットは水戸藩そのもの。「小憎い男よのう、主膳は」天皇の言葉をでっちあげてでも水戸に止めをさそうとしている彼に苦笑しながら、直弼は自分も同じことを考えていた、と彼のやり口を擁護するのだった。

…と、ここで唐突に舞台は現代に。評定所跡・東京常盤橋にたたずむ主膳の中の人(=コサック服のようなシャツ&ジャケットの天知茂)が、生真面目かつ心もち沈痛な面持ちで語りだす。

「安政の大獄で検挙された人たちは、ここにあった評定所というところで裁判を受けたのですが、その審議には初めから予断があり、およそ公正な裁判とは程遠いものだったのです」

いや、検挙させた張本人にそんなこと言われましても。戸惑う視聴者をよそに、

「暗い幕末期にあって、ひときわ光を放った2人の人物、越前の橋本左内(田村正和)と長州の吉田寅次郎(=松蔭:原田芳雄)も検挙されていたのですが、この2人は、井伊大老にとり、絶対に許せない不逞分子でした。では、まず、橋本左内から」

歴史再現番組のナレーターめいた口調で締める天っちゃん。場面は再び江戸へと切り替わり、左内や寅次郎の最期の様子が描かれた後、主膳にとっては一大事の桜田門外の変が現代の桜田門周辺をバックに「井伊直弼の首を討ち取ったぞー!」などというセリフだけで展開されてこの回は終了した。

*安政の大獄の立役者(?)として、水戸藩や公家衆ら“不逞分子”たちを弾圧しまくる主膳、ワルさに磨きがかかって大そうな活躍ぶりだった。しかし桜田門外の変がえらくあっさり済まされてしまったので、そのときの心情などが分からずじまいで残念。

*左内を裁く評定所の役人・池田頼方役で北町史郎(現・嘉朗)さん。「いかほど良いことでも、良すぎては悪となる!」との名言で左内を黙らせていた。

*写真はコワモテ主膳と、いかにも善い人そうな中の人。この回に限らず、いきなり現代のシーンになる演出があったようだが、そのギャップに顔が緩む。

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| TVドラマ(時代劇)::天皇の世紀 | 12:16 AM | comments (x) | trackback (x) |
天皇の世紀 #4
「地熱」(1971年・S46・9月25日OA)

安政四年、幕府は押し寄せるアメリカ軍艦の処遇や後継問題に揺れていた。アメリカとの条約を結ぶか否かで朝廷の意向を伺おうと幕府要人が京都へ向かう一方で、越前の松平慶永(御木本伸介)は、ブレーンの蘭学者・橋本左内(主役:田村正和)を京都へ向かわせ、前関白・鷹司政道(美川陽一郎)を味方につけようとするのだが、鷹司のライバルの現関白・九条尚忠(青野平義)邸では、井伊直弼(中村竹弥)の命を受けた切れ者の長野主膳(トメ位置:天知茂)が余裕シャクシャクで賄賂つき密談を繰り広げていた。

この主膳、出生地すら明らかでなく、農村を放浪していた貧しい国学者だったのが、まだ部屋住みの厄介者だった直弼と知り合って以来、懐刀として重宝されるようになった男である。彼の戦略(というか金色の土産)が功を奏し、条約は関東に一任されることに。しかし九条のこの案は岩倉具視(伊丹十三)ら貧乏公家たちの猛反対により潰えるものの、後継問題で一橋慶喜(松橋登)プッシュに慣れない賄賂など渡して再び奔走する左内は、「将軍家のお世継ぎと申されますと?」などとしらばっくれながら一橋後継のデメリットを滔々と語り、関白に「賢明で人望があって年上」との条文を削らせるに至った主膳にまたしても敗れ去るのだった。

まもなく大老になった井伊は、一橋や水戸の副将軍・徳川斉昭(三島雅夫)らのイヤミを粘り腰で乗り越え、後継ぎを紀州公に定めて地位を確固たるものにした。そしてその傍らには、闘いはこれからだと彼を激励する主膳の姿があった――。

『新撰組始末記』の土方役に匹敵するような、冷徹なナンバー2。御前(=直弼)のためか、はたまた自らの野望のためか、ものっすごい三白眼のコワモテ顔(メイクびしばし)で忍びを引き連れ暗躍している姿は、青い理想論をぶつ橋本左内の敵ではなかった(贔屓目)。とにかく味方につければ最強(兇)なキャラクターだ。

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| TVドラマ(時代劇)::天皇の世紀 | 12:14 AM | comments (x) | trackback (x) |
地獄の左門 十手無頼帖3
地獄の左門 十手無頼帖3 女菩薩(にょぼさつ)供養(1983年・S58・7月8日OA)

土砂降りの中、旅籠に潜伏している押し込み強盗たち。突如現れた十手持ちと乱闘になり、裏へ逃げ込むとそこには地獄が待っていた…! かくして神山左門(天知茂)の地獄の舞を目の当たりにした連中は豪快に皆殺しの憂き目をみるのだった(毎回オープニングから屍累累)。

さてそんな左門さまの好物はいなり寿司である。気の利く小者の与吉(尾藤イサオ)の恋女房・おこう(一柳みる)がこしらえてくれたおいなりさんをぱくついていると、これまた大量のいなり寿司を携えた同心・若月俊之介(香山武彦)が母親と来訪。左門さまんちの切れた鰹節を巡って「うちに高級なのが」「いえ私どもの家のも上等です」などとちくちく張り合いだしたところへ割って入った左門さま、おこうに財布を渡して鰹節を買いに行かせた。

ところが数日来の大雨で永代橋が流れ落ち、二十名が命を落としたその中におこうの姿が。質の良い鰹節を求めて遠出した結果の悲劇に泣き崩れる与吉と幼い娘に、左門さまも言葉がない。しかし、溺死者に混じって橋大工の刺殺体が発見され、天災だと思われた橋の崩壊の裏に、普請奉行や大工連中の利権が絡んだずさんな手抜き工事があることが浮かび上がる。

恋女房の死、そして事件が上層部の指示で天災として処理され悶々としているところへ、義憤にかられたかつての博打仲間の藤岡重三郎(中谷一郎)&お浪(池波志乃)のコンビに会ってしまった与吉は、自分たちの手で連中に一泡吹かせてやろうぜ、と熱く唆されて十手を返上、普請奉行の娘・お園(山本みどり)を人質にとる計画に加担してしまう。そして、与吉を心配して尾けていた左門さまは、藤岡たちのアジトに囚われの身となった。隙をみて帯に仕込んだヤスリで紐を切り、素手で藤岡を圧倒した左門さまだが、真相を突き止めるために彼らの話に乗ることに。

お園の父、堀留丹波(仲谷昇)は自己保身のために娘の身代金をケチったばかりか、約束を違えて刺客たちを放ってきた。そんな中、高熱に倒れるお園。左門の必死の看病(背中マッサージに辛子塗布)も空しく、病状は悪化の一途をたどる。父の所業に心を痛めながら、一目惚れした左門さまに看取られてお園は息を引き取った。

新しい永代橋の建設を巡って再び繰り広げられる裏取引。入札の瞬間、堀留の一味だった与力の前田(北町嘉朗)を引き連れた若月がこれを阻止。そして、死化粧を施したお園をお姫様抱っこした左門さまが現れ、悪どい連中にまたしても地獄の舞で引導を渡した。

ようやく事件は落着。屍の山を築いた左門さまは与力株を没収されたが、何やら裏の仕事を任されたようで、さばさばした表情で与吉家族と共に江戸を後にするのだった。

*シリーズ3作目。直属の同心やら岡っ引き(もうひとりは岡部征純さん)やらを引き連れ、至極まっとうな任務に就いている左門さまだが、やっぱり皆殺しモードで襲いかかる連中を片っ端から地獄へ送りこんでいた。どやさ!

*おこうさんといいお園さんといい、間接的には左門さまが死に加担しているように見えなくもなかったが、誰も何も言わないところが男前の特権だろう(そうなのか)。

*お園さん役、なぜだかずっと若村麻由美さんだと思い込んでいた。似てませんかね…? って、そもそも年齢的におかしいと気づかんかな>自分

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| TVドラマ(時代劇)::地獄の左門 十手無頼帖 | 12:12 AM | comments (x) | trackback (x) |
うそ八万騎 #26
「御くび頂戴」(1965年・S40・3月20日OA)

(週刊TVガイド誌より記事引用)
【天知茂の石川五右衛門】
御台所によばれた曽呂利新左衛門、このところとんと御無沙汰の秀吉をよびよせる手段として、南蛮渡来の媚薬を手に入れてもらいたいとたのまれる。
新左衛門がおもむいた先は、南蛮渡来の品を一手に扱う渡海屋惣兵衛の店。
惣兵衛の正体、実は石川五右衛門である。主君の仇と秀吉の首をねらって、秀吉に近づくチャンスを待っていたのだ。それとも知らずに飛び込んだ新左衛門は運が悪い。

【配役】
曽呂利新左衛門(フランキー堺)、豊臣秀吉(榎本健一)、渡海屋惣兵衛(天知茂)、女房お滝(花柳小菊)
*原作にはなかった設定だと思うのだが(たしか新左衛門を秀吉と間違えて首を狙いにきた武将の話があった程度)、まさか五右衛門までやってのけていたとは驚いた。やはり例の♪謎に満ちた髪型〜♪(by五右衛門ロック)だったのか? 最後は「絶景かなー!」とか言うのだろうか?

*静かな国会図書館で「おおおっ」と声を上げそうになったくらいの発見だったが、石川五右衛門のwikiページにはとっくに記述があった。

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| TVドラマ(時代劇)::その他(ゲスト) | 08:05 PM | comments (x) | trackback (x) |
阿部一族
阿部一族(1961年・S36・12月21日OA)
【殉死をめぐる悲劇】
ドラマ「阿部一族」(日本テレビ後8:00)
殿の遺言を守って殉死しなかったばかりに、阿部弥一右衛門は家中の非難に耐えきれず割腹してはてた。だがおかみの阿部家に対する処置は、殉死者一同の恩恵にくらべれば冷たいものだった。長男権兵衛は、先代の法要の席でついに髪を切り落としてしまう。
一度は穏便に済まそうとした兄弟たちだったが、その望みも絶たなければならなくなった。権兵衛がしばり首に処せられたのだった。
これは人の命が朝露よりもはかなく、殉死ということを名誉として、だれひとりあやしまなかった時代のかなしくもみじめな物語である。
(原作)森鴎外、(脚色)大和久守正、(音楽)牧野由多可、(演出)津田昭。
【出演】
阿部弥一右衛門(市川小太夫)、権兵衛(河野秋武)、弥五兵衛(北村和夫)、市太夫(天知茂)、五太夫(和田孝)、七之丞(長谷川明男)、おさわ(原泉)、お浪(槇フサ子)、弥五兵衛の妻(折原啓子)、用人左兵衛(山田巳之助)、中間進三(舟橋元)、竹内数馬(板東蓑助)ほか。
(以上、読売新聞より引用)

*阿部家の三男の役。ラストは槍持って立ちまわったのだろうか?

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| TVドラマ(時代劇)::その他(単発など) | 08:03 PM | comments (x) | trackback (x) |
忍法かげろう斬り #24
「忍者狩り始末」 (1972年・S47・9月12日OA)

太平の世、忍者たちは次第に疎ましがられる存在になっていた。
若年寄・朽木(山岡徹也)から、裏切りを画策している根来衆を一族もろとも根こそぎ始末せよ、との命令を受けた伊賀組頭領・服部半蔵(天知茂)は、甲賀一族を襲った帰りの根来衆を抹殺した。だがそれは、根来・甲賀・伊賀の忍者たちを共倒れさせようという朽木の右腕・目付役の久保田監物(天津敏)の罠だった。不穏なものを薄々察していた半蔵は、組の者たちを密かに避難させ、自らも身を隠す。

そして1年後。殺めた者たちを弔いながら朽木の周辺を偵察中の半蔵を、不知火の鷹(=主役:渡瀬恒彦)の刃が襲いかかった。のうのうと生き残っている伊賀衆が許せないと憤る鷹に対して半蔵はしばしの猶予を要求し、その場から(超人ジャンプで)去る。女子供を含む三百あまりの一族の命運を一身に背負う彼は、平和な世における忍びの道を懸命に模索中だったのだ。

やがて半蔵は部下たち(北町史朗さん含む)を決起させる。だがそれは見せかけで、自らは朽木の元へ単身乗り込み、伊賀組の今後の暮らしの安泰を約束させようとしていた。朽木は監物の甘言を受け、忍びの技を捨てよ、そして、不知火の鷹を始末せよとの二条件を提示した。裏を感じながらも、承知する半蔵。

再び鷹とまみえた半蔵は命令通り彼を殺めようとするが、駆け付けた鷹の仲間の百舌鳥(范文雀)や、根来の頭領の娘・お縫(高野ひろみ)、甲賀の生き残り・信楽小平太(倉丘伸太朗)に阻まれる。無策の策を敷き、朽木と刺し違えるつもりでいる半蔵の真意を知った鷹たちは彼に協力し、朽木の屋敷を急襲した。

忍者を毛嫌いする朽木だが、その右腕の監物は風魔一族の生き残りだった。死闘の末に鷹が監物を倒し、半蔵も朽木を斬って捨てた。そして、彼らだけでなく決起中の伊賀組全員を捕えようとする大目付の使者の前で自らの腹を突き、鷹たちと伊賀組の命乞いを訴えかける半蔵。その壮絶な気迫(と眉間)にグッときた使者は彼の意を汲んでやり、安心した半蔵は満足気に事切れるのだった。

*ボンクラな若年寄にこき使われ、血の気の多い部下を抑えたり、平和に暮らしたい瀕死のおやじさんの遺言を聞き届けたり、その娘に「お父ちゃんを騙したんですね!」と誤解されたりと、苦悩の眉間の皺をMAXにしながら伊賀組のために骨身を削る偉大な頭領。でも最後にほんとに命削っちゃうとは思ってなかった(実在の人物名だから油断した…)。鷹たち無頼派の連中が「いまどきの若いもん」的態度でだらだらしている側で、場をかっさらう(というかテンションが違い過ぎる)ラストの熱演に喝采だ。

*監物との忍び対決は鷹に譲ってしまったのが残念。でも相手が天津さんだとなんだか負けそうな気がするもんなあ。

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光秀叛逆
光秀叛逆(1961年・S36・1月20日OA)

(読売新聞より引用)
【悲劇の人 明智光秀】内面的苦悩をえがく
テレビ劇場(日本テレビ後10:00)「光秀叛逆」。武田勝頼の大軍を破って意気あがる信長は、その余勢をかって中国出陣を諸将に命じた。そしてみずからはわずかの供回りをつれて本能寺に宿陣した。これを待っていたように、坂本城の明智光秀は兵を進めて突如本能寺を襲った。織田信長の配下にあってあらゆる罵倒に耐え、ひたすら隠忍していた明智光秀が、反逆を決意して信長を討つまでの内面的苦悩を描き、悲劇の人明智光秀を新たな面でとらえた加藤武雄の「叛逆」をテレビ・ドラマ化したもの。

織田信長が軽装のまま、小姓近習をともなって本能寺に宿陣したというしらせが報ぜられた時、光秀は心を決めた。天下ほしさに血迷ったのではない。明智光秀積年の志、天下に道を行うために悪逆外道の信長を討つまでなのだ。主殺しの汚名は後世までも消えぬかもしれぬ。だが戦禍にあえぐ民百姓の辛苦を救うことができるなら汚名をうけもしよう。

しかい大義名分のためにたったはずの光秀の顔に刻まれる苦悩の影はおおうべくもなかった…。

【作】加藤武雄「叛逆」より 【演出】萩原敏雄
【出演】
明智光秀(原保美)、織田信長(天知茂)、斎藤内蔵助(桑山正一)、明智弥平治(綾川香)、光秀の妻小牧(東恵美子)、森蘭丸(江見俊太郎)ほか


(毎日新聞夕刊より引用)
【信長にむほんの矢を放つ苦悩】
加藤武雄作「叛逆」のテレビ・ドラマ化。織田信長の下にあった明智光秀が、反逆を決意して信長を討つに至った苦悩を描く。――甲州に出陣、武田勝頼を打ち破った織田信長は、その余勢をかって諸将に中国出陣を命じた。明智光秀も坂本城にあってこの命を受けたが、羽柴筑前に力を合わせよという信長の命に光秀の腹心たちは怒った。明智家は美濃源氏の流れをくむ土岐家の嫡流、足利についで将軍職に上がるべき筋目、それが足軽上がりの羽柴のもとにつかねばならぬとは…。

【出演】
明智光秀=原保美、織田信長=天知茂、斎藤内蔵助=桑山正一、明智弥平治=綾川香、光秀の妻小牧=東恵美子ほか。


*テレビでの初主役級作品第一号。本能寺で矢をおっことしながらも(でも生放送なので拾えなかったのだとか←ワイズ出版の薫兄さんのインタビューより)悪逆外道ぶりを発揮していたのかもしれない。そもそも蘭丸が江見さんってだけで凶悪だ(伊右衛門&直助!…っていうか、蘭丸の方が年上ってどうなんだろうか)

*原作を読んだところ、この信長は寂しげな目つきが印象的な孤独を漂わせてる人で、そんな自分を理解してくれそうな光秀にかまって欲しくてついヤンチャしてしまう、という人物像に描かれていて、なんとなくキャスティング理由が納得できた。しかも蘭丸は光秀の娘を狙ってたのに嫁にくれなくて嫉妬、あることないこと信長に吹き込んだ、とかいういかにも江見さんで想像できそうな記述もあって面白い。

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これが真実だ #56
「鼠小僧」(1961年・S36・2月21日)CX 22:00-22:30
【一世の怪盗 「鼠小僧」】 天知茂が主演
これが真実だ(フジ後10:00)「鼠小僧」。天保三年八月の処刑の日、町奉行が江戸市中引きまわしの際、世間の人気を考慮して顔に異例の薄化粧をほどこし衣装も特別のものを用いたといわれる一世の怪盗の姿を浮き彫りにする。
芝居小屋の木戸番の子どもに生まれ、貧しく育った次郎吉が両親に勘当されて家出し、無宿者になってぬすみを働くようになったのは彼が二十九歳の時だった。

【作・構成】長田午狂 【語り手】高橋博

【配役】
鼠小僧次郎吉(天知茂)、もよ(矢代京子)、榊原主計頭(永島明)、松平宮内少輔(浮田左武郎)、岩助(市川子団次)、細川越中守(清水元)、酒井神楽頭(笠間雪雄)、上杉弾正大弼(夏川大二郎)、戸田采女正(飯田覚三)、松平家の中老関山(日高ゆりえ)。
(以上、読売新聞より引用)

*再現ドラマ風なのか何なのかよくわからないが、ドラマ「主演」はこれが初めてかも?(「光秀反逆」の主演はどう考えても信長じゃなくて光秀だろうし。)薄化粧+特別衣装で引き回し、というのは見てみたい。

*実は#59「血闘鍵屋の辻」にも出ているがこちらは詳細なし。名前が出てる丹波さんが荒木又衛門なのか?また使い走りなのか?

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てなもんや三度笠
てなもんや三度笠 東海道超特急シリーズ(1964年・S39・12月31日OA)TBS 22:00-23:45

(以下、週刊TVガイド誌より引用)
【歌と笑いの総決算!特別ワイドコメディー】
大晦日の夜10時、師走のあわただしさから解放された茶の間に贈る超豪華コメディーである。
この特別ワイド番組は、いうなれば“新幹線シリーズ”。超特急ひかり号の停車駅にちなみ、大阪を振り出しに京都(第1部)、名古屋(第2部)をへて江戸(第3部)へゴールインするまで、愉快な物語を続ける。
ABCホールで公開制作する第1部と第3部の中間に「てなもんや」初のスタジオ制作による第2部を組み込んで全編を引きしめ、いっきに見せ切ろうという構想である。
ゲストメンバーは、紅白歌合戦出場の歌手はもちろんのこと、各民放の人気番組主役陣を総出演させている。
脚本:香川登志緒、演出:沢田隆治
出演:高田浩吉、長門勇、島倉千代子、茶川一郎、天野新二、平参平、桜京美、高田夕起夫、天知茂、北原謙二、芦屋雁之助、芦屋小雁、高石かつ枝、人見きよし、藤純子、堺駿二
(以下、朝日新聞縮刷版より引用)
【ゲスト42人の大型喜劇】
藤田まことらのレギュラー・トリオに高田浩吉、村田英雄、鶴田浩二ら42人のゲストを動員した1時間45分の豪華版。
3部構成で第1部「花の京洛」はいま流行の幕末もの。第2部「尾張の月」は“てなもんやシリーズ”初のスタジオドラマで、テンポの早い切り返しを見せ、最後「雪の大江戸」は特殊技術を駆使する。
*大晦日の紅白歌合戦の裏番組。1964年はTBSでは唯一「幕末」にゲスト出演していたのみだが、「各民放の人気番組主役陣」ということ、“てなもんや”が時代劇コメディーだということから、フジ「次郎長三国志」の桶屋の鬼吉として出演した可能性が高い(だとしたら出番は第2部でキマリ?)

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