2014,04,14, Monday
『モンテンルパの夜は更けて』(1952年・S27)
終戦から7年後、戦犯死刑囚としていまだ異国に収容されたままの夫・河井正一(小笠原弘)を正一の実家で待つ美津子(香川京子)。夫婦生活を送る暇もなかったにも関わらず、河井家の嫁として頑固な舅・幸三(東野英治郎)や兄夫婦(上原謙・北林谷栄)に献身的に仕えざるを得ない毎日に、美津子は複雑な思いを抱いてゆく…(が、舅に襲われたり、義理の兄と良い仲になり兄嫁に殺されかけたりする話ではない)。 同名曲はまったく関係ないらしい(BGMでかかっていたかどうか…?、な程度)この映画、スターレット1期生の小笠原さんが主演級で目立っているのだが、そこにノークレジットでうろちょろしているのが同期の天っちゃんだ。この映画の2年後でも、まだ同じような立場だったのだから(『潜水艦ろ号未だ浮上せず』)、下積みの長さにウルッとくる。 【うろちょろ・その1】 正一のナレーションと共に映る、絞首台に消える戦犯死刑囚3人目。 【うろちょろ・その2】 上原謙と雨宿り。静かに考えに耽る謙兄さんの脇で、頑張るあまり雨に対するリアクション激しすぎ。(これとかこれとか) 【うろちょろ・その3】 戦地で死んでいった人々として、画面アップで登場。なんかいろいろ頑張ってます。
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| 映画::新東宝 | 10:38 PM | comments (x) | trackback (x) | |