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非情のライセンス 第1シリーズ #26
#26「兇悪の番外地」(1973年・S48・9月27日OA)

網走から出所したばかりの着流しやくざが警視庁にやってきた。名前は渋谷八郎(水原弘)、五年前に当時四課にいた会田(天知茂)があげた男である。すわお礼参りか?と色めき立つ周囲(とBGM)をよそに、二人は和気藹々とディスコで踊ったりおでん屋で「昭和ブルース」歌って飲んだり、親友のように再会を喜び合う。

金を貰うのも借りるのも嫌だという八郎は、ネタを買ってくれと会田に持ちかけた。大規模な賭場や武器密売などの情報を持ち込む八郎に、会田は“取材費”を渡しては領収書を矢部(山村聡)に回す。ただ、かつての愛人が若いツバメと一緒になったと知っても、結局慰謝料も取らずに彼らを許した八郎には、さほど金への執着はなさそうだった。

そんなある日、若い男たちに襲われていた眉子(菊容子)を助けた八郎は、彼女の豪邸に連れて行かれ、娘の無事より外聞を重んずる父親の大曽根(中条静夫)の尊大な態度を前に、自ら彫り物を晒して去る。ところが両親の振る舞いに激怒した眉子は家出、八郎のアパートに転がり込んだ。一方、娘が誘拐されたと警察に連絡した大曽根に会った会田は、犯人が八郎らしいと知り驚いて彼のアパートへ向かったのはいいが、眉子を帰らせるために八郎の兄貴分に扮して一芝居打つ羽目に。会田の新東宝仕込みの強姦魔ぶりとなすがままの八郎にすっかり嫌気がさした眉子は家に戻っていった。

その頃、解散した組の弟分で今は社長に収まっている万藤(北町嘉郎)が、八郎に接触。八郎はサツの情報屋ではないかと疑われ(実際その通りだが)、身の証を立てたいのなら会田をバラせと持ちかけられる。ドスで襲って失敗したら援護してくれと、ハジキで武装した万藤たちを待機させて会田を裏道に誘い込む八郎だったが、バラす気は毛頭なし。会田もまたあうんの呼吸で一味を逮捕した。

ところがただ一人逃走したチンピラの金次(山田喜芳)の手にかかり、八郎はパチンコ屋であえない最期を遂げるのだった(昭和ブルースは1番)

*「黒い花びら」「君こそわが命」(「忍びのテーマ」も好きだったなあ)の水原弘さんがゲスト出演。大変嬉しそうに忠犬ハチ公を演じていた。特に会田との臭すぎるやくざ芝居は出色。

*タイトルを「次回、異色のライセンス」と紹介した予告編では、サラシを巻いたいかにもなやくざスタイルの会田だったが、サラシが無くても十分に兇悪だった(いろいろと)。

*同じく予告編で二人で芸者遊びしてるシーンはカットされた模様(というか、素で宴会してたのか?)

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| TVドラマ(現代劇)::非情のライセンス1 | 11:57 PM | comments (x) | trackback (x) |
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