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非情のライセンス 第2シリーズ #123
#175「償い」(1977年・S52・3月24日OA)

殺人絡みの黒い霧を追っている会田(天知茂)は、捜査一課の橘(渡辺文雄)の抗議をよそに疑惑の会社の社長付き運転手・山野(金内吉男)の自宅を強引にガサ入れし、事情聴取した。だが殺人当日の社長・大倉喜一郎(松本克平)の動向を記してあるはずの運転日誌を「失くした」とうそぶいた山野は、会社で何者かに突き落とされ転落死を遂げた。

山野の死は自殺とされ、葬儀の席で「貴方のせいで主人は死んだのよ!主人を返して!」と山野の妻・富江(中村玉緒)にさんざん詰られてしょげ返る会田。実は富江は、日誌をネタに社長を強請ろうとした夫が会社に消されたことを薄々感じており、会田を責めたその口で秘書の黒沢(早川保)から、日誌と引き換えに多額の金を引き出そうと画策していた。だが肝心の日誌の在り処がわからないうえ、1枚も2枚も上手の黒沢に日誌を渡さねば子供を殺すと脅されてピンチ到来、そこでガチャリと黒沢に手錠をかけてくれたのが会田だった。ところが富江は恐喝の事実を完全に否定、会田の勘違いということで黒沢は釈放されてしまった。

ひょんなことから夫が隠した日誌を掘り起こした富江を黒沢の手下が襲いかかる。会田が駆け付けたときには既に富江は男を射殺した後。どうかもう少しだけ見逃して、と懇願する彼女に「正当防衛でも、殺しは殺しだ!」とお前が言うかな諭し方をしながらも会田は5日間の猶予を与え、彼女が日誌を武器に7500万の小切手を大倉からせしめるのを手助けしてやった。

黒沢の手下たちに発電室に監禁されるも縄抜けなど披露して(「縛られるとき、ちょっと細工をね」)颯爽と富江を連れて会社を後にした会田だったが、5日後に迎えに行った際、懲りない黒沢に「あの刑事さえいなければあんたは子供たちと暮らせるんだ」とたきつけられて動揺した富江に再び裏切られる。車の前後をトラックで挟まれ、銃撃戦でラスボス(=黒沢)を前に弾切れという危機は、橘率いる警官たちに救われた。会田は富江の土壇場での背信行為を不問にし、すぐに出てこられるからと優しく励ますのだった(もちろん元凶の大倉社長にワッパをかけたのち昭和ブルースは4番)

*欲を出した当人の招いた業とはいえ、旦那の転落死に責任を感じ“償い”のために富江に従順に尽くす会田。あんなに「申し訳ない」と何度も素直に口にしている姿は珍しかった。優しすぎたの あなた〜♪(←つぐない違い)あと、他人(=橘さん)がいるところでは「まったくだ!」とか言って会田を責めるものの、ふたりきりになると「俺も同罪だよ…」とポツリと呟く矢部さんが良い。

*同僚が誰も出てこないからか、橘さんや矢部さん相手にやたらと饒舌だった会田もちょっと珍しい。

*それにしても、旦那を突き落した犯人2人と、黒沢をさくっとしとめた制服警官たち、射撃うますぎ(というか、手早すぎ)。「警察内部にも仲間が…!?」と変な深読みをしてしまったではないか。(あ、黒沢は橘さんが撃ったのかな?)

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| TVドラマ(現代劇)::非情のライセンス2 | 09:59 PM | comments (x) | trackback (x) |
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