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『暗黒街仁義』
アメリカ暗黒街のボスの代理人として、津吹徹(鶴田浩二)は15年ぶりに日本の土を踏んだ。それを出迎えたのは黒眼鏡の鏑木辰夫(天知茂)、東海興業の社長である。政界の大物・田所剛造(内田朝雄)をパトロンにつけている鏑木は、さっそくサーキット場建設の契約を交わそうとするのだが、高額なコミッションを要求する津吹に苦い顔、交渉は中断してしまう。

一方、津吹をライフルの銃口と尾行で出迎えた国友会(鏑木も属する日本の暗黒街組織)の会長は、奇遇にも津吹のかつての兄貴分・銭村健一(丹波哲郎)だった。再会を喜び合う二人。しかし、ライバルの鏑木ではなくうちと契約しろと迫る銭村とも交渉はまとまらない。

なぜ津吹はコミッションにこだわるのか? それは15年前に別れた冴子(南田洋子)を探し出し、アメリカで新しい生活を手に入れるために必要な金だったのだ。しかし津吹は、当の冴子が今では銭村に囲われていることを知らなかった。

田所の軟禁騒動やら、津吹を恩人と慕うレーサーの丈治(アイ・ジョージ)を巻き込んだ賭けサーキットやらを経て、当初の予定通り、鏑木サイドと契約することを決める津吹。ところがその間に、ブンヤの庄司(内田良平)を使い津吹を調べたソツのない鏑木(銭村を蹴落として会長の座も入手したソツのなさ)は、津吹がボスに黙ってコミッションを受け取ろうとしていることを突き、代理人を解除すると言い出した。

帰りの飛行機代だと投げつけられた紙幣にキレた津吹は、田所を利用して鏑木を脅し、無理やり契約書にサインさせたあげくに有り金をすべて奪って逃走。未練にも冴子の家に行くも、待ち構えていた銭村の「(鏑木に対抗して会長職を取り戻したいから)俺に金を置いていけ」にまたキレて、15年前に兄貴の殺しを肩代わりしたのが間違いだった、もう友情なんて糞食らえだと吼えていたところへ、何の落ち度もないのに札束ビンタまでされて怒り心頭の鏑木と子分たちが到着、銃撃戦となる。

津吹に加勢した銭村が倒れ、「出て来い!」と言っても出てこない津吹に業を煮やして自分が出てしまった鏑木は津吹の銃弾で即死。銭村に縋って泣く冴子から逃げるように外に出た津吹もまた、鏑木の部下たちとの死闘の末、息絶えるのだった。

*冒頭からキレ者ヤクザな雰囲気をぷんぷん醸し出していた(単に醸していただけともいえる出番の地味さだったが)鏑木とはいえ、この手の作品でのインテリ系の末路は悲惨なもの。途中からしっちゃかめっちゃかな言動に出る津吹に完敗だった。鶴田さん酷すぎだ。

*鶴田さんが丹波さんに「アニキ!」って…!とびっくりしたが、実年齢的にも丹波さんが二つ上だったとは知らなかった。

*丹波さんと共演すると、もれなくパシリ仕様になってしまう天っちゃんだが、今回は最後まで張り合っていた(たしか銭村を撃ったのも鏑木)。

*ニンニクとかそこらの花とかを丸かじりしてた待田京介さん(鏑木の子分)の存在感が半端じゃなかった。


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| 映画::東映 | 09:27 PM | comments (x) | trackback (x) |
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