東芝日曜劇場 #255 「壬申の乱」(1961年・S36・10月15日OA)TBS 21:15-22:15
【国造りの苦しみ】
第15回大阪府芸術祭参加、第2回モンテカルロ国際テレビフェスティバル参加作品として、依田義賢原作、松下煌演出のドラマ「壬申の乱」が15日9時半から東京テレビ系で放送される。制作は朝日放送テレビ。
――大化の改新をなしとげた天智天皇は、弟の大海人皇子の恋人・額田王を奪い、これがきっかけで大海人皇子と仲たがい。天智天皇が亡くなったあと、皇位は天皇の実子・大友皇子にゆずられることになり、ここに皇位をかけての内乱となる。
ドラマは、この内乱を舞台に、大海人皇子と額田王の悲恋、2人の間に生まれて大友皇子の妃となる十市皇女の苦悩などを織り交ぜて描く。「奈良のすばらしい文化を生み出した古代国家は、私たちの想像をこえた生みの苦しみがあった。そのへんがこのドラマで表現できたら…」と制作者はいっている。
出演は、十市皇女に青年座の新人長内美那子、天智天皇が久松保夫、大海人皇子に垂水吾郎、額田王に鳳八千代、大友皇子には天知茂。語り手は三島雅夫。ほかに永井智雄、松本克平らが加わる。
スタジオにはドラマの舞台となる近江宮を再現。とくに戦いのシーンから近江宮炎上まで、テレビ・カメラを縦横に使って、とスタッフははりきっている。
なお、このドラマが参加するモンテカルロ国際テレビフェスティバルは、グレース王妃で知られるモナコのモンテカルロで、去年から始められたもの。朝日放送テレビではその第1回から参加し、ドラマ部門で脚本賞と演出賞を獲得している。
(以上、朝日新聞縮刷版より引用)
*壬申の乱の敗者である大友皇子をどう演じたのか、やはり「なーむ君」みたいな髪型だったんだろうか、賞はとれたんだろうか等々、いろいろ気になる作品だ(…そんなはりきった作品なら映像を残しておいて欲しかった!)
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