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次郎長三国志
次郎長三国志(1964年・S39・1月8日〜6月24日OA:全24回)CX 21:45-22:15
【次々おなじみの顔ぶれ/13回連続の「次郎長三国志」】
『 村上元三の原作を浅川清道が脚色、13回にわたって送られる。若き日の次郎長を主人公に、1話ごとに変わった男が登場し、子分になっていくという構成になっている。第1話「桶屋の鬼吉」、第2話「森の石松」と次々におなじみの顔ぶれが登場、清水28人衆が勢ぞろいするというわけだ。主人公の次郎長には「銭形平次」以来久しぶりに時代劇に出演する安井昌二。きょうの第1話はオケ屋の鬼吉に天知茂がなるほか、大辻司郎、原知佐子、花園ひろみ、若柳敏三郎、中村是好、上田吉二郎ら。』
(以上、朝日新聞縮刷版より。13回予定が、好調ゆえか24回に延長した模様)

#2(1/15)
(前略) タンカ、出入り、義侠、色模様と、ワンコース揃っているからけっこう面白そう。「ことしはコメディ路線にのりたい」と言っていた天知茂が鬼吉に扮して中国弁(*名古屋弁?)をしゃべる。「三匹の侍」の長門勇の向こうをはったわけでもあるまいが……
(週刊TVガイドのあらすじより)

[読者サロン] (週刊TVガイド 1964.2.7号より)
【楽しめる天知茂の新境地】(鎌倉市・Mさんの投稿)
8日からスタートしたフジ「次郎長三国志」は楽しめる時代もので1回目を見てたちまちこの番組のファンとなったが、このドラマで桶屋の鬼吉に扮した天知茂が今迄とガラリと変わった明るい面白い味を出し、大いにはりきっているのが注目される。コミカルな味のものはすでに「虎の子作戦」のシャネル役で成功しているが、この鬼吉はそれとはまたべつの“楽しさ”を味あわせてくれる。
喧嘩の早い短気者で血の気の多い男でいかさま賭場へなぐり込みをかけ次郎長を追って来て盃をくれと坐り込む威勢のよさを見せるかと思えば、花園ひろみ扮するお千と顔を合わせると、好きなくせにろくに口もきけず果ては奇声を上げてかけ出してしまったり、夜回りをしながら障子にうつるお千の影を見上げて、そっと名を呼んでからテレかくしのようにやたらに拍子木を鳴らし「火の用心」とどなるあたりのコミカルな演技にはたびたび笑いを誘われてしまった。
天知といえばニヒルなムード、悪の表現の巧みさが特質と思われがちだが、それだけでなくこうした明るい、カラリとした味も出せる人であることを改めて感じた。名古屋弁のセリフ回しもユーモラスで「いなかやくざ」の味を出すことに成功している。ともあれ、天知のこんごの活躍を心から祈る。
*具体的な演技について書かれていたので引用。そんな過剰な(きっと大真面目に取り組んでいただろうことは想像に難くないが)コミカル演技、見てみたい。

[茶の間の茶] (週刊TVガイド 1964.2.21号より)
【天知は言語学博士?】
安井昌二、天知茂、大辻伺郎などをズラリならべた「次郎長三国志」。なかでも、桶屋の鬼吉を演ずる天知茂は、流暢な名古屋弁でなかなかの人気である。
というのも、天知はれっきとした名古屋生まれの名古屋育ち。「生まれ故郷の言葉ならまかしてチョウヨ」とばかり、「……でなも」とか「きゃあも」とかしゃべりまくっている。
このため番組の名古屋弁は天知にまかされたかたち。そして、これも名古屋育ちの奥さんと吹き込んだテープを、あらかじめ吉田ディレクターにきいてもらって検閲をうけている。そこでスタッフたち、この番組に関しては、天知に“言語学博士”の称号を奉って敬意を表しているとか。
*先にテープに吹き込んでチェックしてもらう生真面目さに敬意を表する。

*「気っぷのいい」だの「オッチョコチョイ」だの雑誌記事でも大評判の鬼吉兄ィ。せっかくの三枚目演技が今では埋もれてしまっているのかと思うと残念だ。

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| TVドラマ(時代劇)::その他(シリーズ) | 05:40 PM | comments (x) | trackback (x) |
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