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地獄の左門 十手無頼帖4
地獄の左門 十手無頼帖4 声を盗まれた娘(1984年・S59・3月15日OA)

初登場の気合い十分のテーマソング(作詞:川内康範、作曲:吉永豊の「吹きだまり」。歌はもちろん天っちゃん)を引っ提げて地獄の舞を披露してくれていた神山左門さま(天知茂)は、深編み笠で江戸へ急ぐ途中、黒覆面の男たちの襲撃を受けた。左腕をざっくり斬られてフラついていた彼の難儀を救ってくれたのは町医者の井上一道(小池朝雄)。たまたまお医者に拾われたのはラッキーとはいえ、左腕が元通りに動く確率は五分六分、なんてことを一癖も二癖もありそうな小池さんもとい一道先生に言われてちょっとメランコリックな左門さまである。

町奉行・遠山左衛門尉(北町嘉朗)から、近ごろ市中を騒がす稲妻党なる賊の一掃を依頼され、左門さまは内通者を突き止める使命を帯びて火盗(=火付盗賊改め)に配属された。お頭・内藤(御木本伸介)から手厚いバックアップ態勢を得たものの、火盗与力の面々からネチネチと嫌味をされるわ、怪我した左腕はまだ痛むわでツイてない日々が続くが、一道先生んちの玄関で痛い方の腕にぶつかってきたおしま(萬田久子)という女とまんざらでもない仲に。

そんな折、稲妻党に襲われた直後の田島屋に駆け付けた左門さまは、屋敷内で震えていた少女・おそでを発見した。惨劇を目の当たりにした彼女は口がきけなくなっていた。左門さまはおそでを自宅に匿ったことを公言し、火盗内のスパイを焙り出そうとする。はなっから左門さまに対立し、挙動が怪しかった与力の島崎(伊吹剛)が留守中におそでを拉致、すわこいつが!?と思われたが、彼は単に御禁制の危な絵(=春画)をこっそりスケッチしてるだけの土曜ワイドな男だと判明。本当の内通者は、まっさきに左門さまに懐いてきた同心・沢村(山本紀彦)だった。ちゃっかり右腕的存在に落ち着いた島崎の爪楊枝拷問(&左門さまの怖い顔)に恐れをなし、御高祖頭巾の女に頼まれ賊と通じていたことを自白して、沢村は切腹。左門さまはその女がおしまだと直感する。

一方、一道先生は、田島屋襲撃ニュースにえらく動揺していた。なぜならおそでは、養女に出した実の孫。だがその事実を先生は左門さまにまで隠そうとする。上方では義賊だった稲妻党の突然の変節、上方から流れてきた一道先生――稲妻党の元ヘッドは、一道先生自身だったという真相に気付き気付かれた左門さまと先生は、何も知らないおそで(左門さまのお手玉歌ではなく手毬唄で声を取り戻したのはちと残念)を引き込みに使った極悪非道な現ヘッド・芳太郎(深江章喜)捕縛まではと協力体制を敷く。

左門さまにメロメロになってしまっているおしまは、次の襲撃場所と時間をそれとなく知らせるのだが、彼女の恋心を見抜いていた芳太郎は1日早く襲撃を決行。だが後添えとして屋敷に入り込んだおしまは閂を外さず、仕方なく裏口に回った芳太郎一味はそこで、彼らの裏をかいた凶悪な面相の左門さまに出くわした。

「地獄の左門の地獄の舞……六道輪廻の旅の供養にせい!」

そんな怖いキメ台詞を怖い顔でキメられては(しかも左腕は完全回復)、さしもの稲妻党も形無しである。だが左門さまの制止を振り切ってやってきた一道先生が芳太郎の刃に倒れ、おしまもまた左門さまの刀を奪い取り自害、彼女を連れて逃げるつもりだった左門さまを嘆かせた。

事件は解決した。左門さまはおそでちゃんや島崎たちに名残惜しまれながら、再び江戸を後にする――。

*シリーズ最終話(時代劇スペシャル枠が終わってしまうせい)なのがもったいないくらいノリノリな話。個人的に、奉行所で与力としてまっとうに働いているオリジナル左門さま@大岡越前が好きなので、今回はそれもたっぷり堪能できて眼福だった。

*1作目は千恵蔵御大が演じていたお奉行様(遠山の金さん)に今回扮するのは先日の上映会ゲストの北町さん。天っちゃんとのシリアスな場面で「この二人、昼ごはんは中華(=ラーメン)だったのかな」などと想像してしまって弱った(苦笑)

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| TVドラマ(時代劇)::地獄の左門 十手無頼帖 | 12:13 AM | comments (x) | trackback (x) |
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