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『座頭市物語』
『座頭市物語』(1962年・S37)

京都文化博物館・映像ホール(映画美術監督内藤昭・追悼特集)にて、当時を懐かしむ年齢層に囲まれての鑑賞。

いつもDVDの“チャプター見”(平手さん集中)をしていたせいで通しで見るのは初めてだったのだが、飯岡・笹川の両親分、それに群がる子分達の外道なふるまいを知るにつけ(笹川の親分が病床の平手さんを訪ねたのは、わざと彼を決闘場へと誘い出すための魂胆があったからと知って今さらながら相当ムカついた)、市っつあんと平手さんの束の間の友情の清らかさが際立って胸が熱くなった。

ルックス的にも状況的にも実に絶妙な時期に平手さんを演じたのだなあと、改めて天っちゃんの薄幸の美人ぶりに感嘆。セリフ回しもギリギリOKだ。

*映像ホール横のギャラリーで、本編をいいとこどりしたダイジェスト映像が見られたのは眼福。
*同じくギャラリーに飾ってあった、口の端に血糊をつけて懐紙片手にこっちを向いてニヤリと笑っている未見のスチール写真(スナップ?)もやたらと眼福。

*原作(ノヴェライズ本)について

座頭市物語

子母澤寛の原作を元にした、映画の座頭市シリーズの第1作目~4作目までのノヴェライズ本。巻頭に第1作目の映画スチール(平手造酒=天知茂のスチールもちゃんと1枚有り←釣りのシーン)と、勝新さんの序文。

子母澤氏の原作自体はとても短く、平手造酒は座頭市と絡むこともなく「出入りで死亡」くらいしか書かれていないが、第1作目の脚本から書き下ろしたらしい「心友を斬る」は、映画の名場面を思い出しつつじっくり味わえた。

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| 映画::大映with勝新太郎 | 11:41 PM | comments (x) | trackback (x) |
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