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『警察官』
『警察官』(1957年・S32)

パトロール中の警官が不審車を尋問中に射殺された。捜査を進める内、国際的なスパイ組織の存在が浮上。捜査課長(細川俊夫)は制服警官の山口俊介(宇津井健)を、組織に関連ありと思われるクラブ社長・長谷川(沢井三郎)の元へと潜入させる。

長谷川の信頼を得て運転手として雇われた俊介は、組織の中枢である南隆貿易の社長(のっけから外国人と英語でやりとりしている蝶ネクタイの男:丹波哲郎)に接近するが、俊介に胡散臭いものを感じた丹波社長の腹心・吉田でなく吉野(デキるNo.2というよりはダークサイドの小林少年といった風情の天知茂)はそれとなくストーカー行為を続け、彼が老練刑事・久野(竜崎一郎)の娘・純子(池内淳子)と恋仲であることを突き止め正体を見破った。

南隆貿易に偵察に来た久野と共に捕縛されピンチの俊介。しかし周りは既に援軍の警察官で取り囲まれていた。初期捜査のミスを引きずりナーバスになっていた木村刑事(中山昭二)が単身乗り込み、丹波社長と凄まじい乱闘を繰り広げて命を落とし(その前に吉野は木村刑事と撃ち合いになりあっけなく死亡)、丹波さんが地下室もろともどっかーんと爆死して事件は解決。俊介は純子の前で、木村の分まで頑張ることを誓うのだった。

*頭脳派の実悪ぶりが板についていた(ヤク中の江見さんに長谷川社長を殺させ、そのあとで銃を向ける非道な態度がこれまた渋い)丹波さんの側で張り切っていた吉野くん。ただ有能秘書というにはうら若く、用心棒にしては華奢、その筋のおねーさんには頬をしばかれ、拳銃の腕もいまひとつという、ボスに比べるとなんとも可愛らしい面が目につく不思議な青年だった。

*おまけに運転も出来ない(役柄)らしいのだが、荒っぽい運転手(=宇津井さん)に向かって助手席でぽわんぽわんと揺れながらいろいろ突っ込んでいる姿が笑えた。

*「ベッドハウス」(=連れ込み宿の一種か)の住民・サッチャン役で、当時まもなく挙式予定の奥様=森悠子さんが登場、朗らかで逞しそうなその筋の女性を演じておられた。天っちゃんとは中盤にニアミスしていたような(宇津井さんをストーキング中にベッドハウスの階段を上がっていった時に出てきた、後ろ向きの女性がそうだったのではないかと)。

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| 映画::新東宝 | 10:30 PM | comments (x) | trackback (x) |
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