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[10] 大時計の美女
*前々ブログ記事引用

土曜ワイド劇場の美女シリーズ(天知版)は全25作。そのうちリアルタイムで見たのが後半7作で、後は再放送を録画して見た分が結構あって、DVDを買ってから初めて見たという作品はほんの数作なのだが、この「大時計の美女」(10作目)は今まで一度も見ていなかったことに夕べ気づいた。こんな夜中に笑い死にしそうな話を見逃していたなんて不覚だ。

大時計のある旧家に夜毎現れるナゾの老婆。その正体は? 時計に隠された財宝の秘密とは? ・・・という少々オカルト仕立てな作品だが、老婆の出現に大袈裟に怯えまくる当主(横内正)がかなり笑える。定番のお色気シーンが控えめな分(旧家だからお風呂も古いし)謎解きにウェイトが置かれ、明智センセイの探偵として至極まっとうな変装術や尾行術が拝めて(オーダーメイドのこじゃれたワイシャツ&ノータイ姿なんかも拝めたりもして)、いつもと違った面白さがあるのだが、噴き出さずにはいられないのがうら若きヒロインの本名。ずばり「和田ぎん」。原作(幽霊塔)の「ぎん子」も大概なものだがそれ以上だ。いつの時代の乙女の名前なんだ、ぎん。

珍しくハッピーエンドを迎える話で、外国へ行くというヒロイン(結城しのぶ)と海辺で別れる明智センセイが「アキコさん・・・!(=ヒロイン)」と呼び止めるのだが、「私、もうアキコじゃなくて和田ぎんですのよ」と返され「お幸せに、・・・ぎんさん」と言い直すラストシーン、「この家には本当に幽霊が出るのです!」と新東宝仕込の怖い真顔で犯人を脅していたさすがの天っちゃんも、このときばかりは表情が微妙に揺らいでいた。なんとなく分かるよその気持ち。

*全国のぎんさんすみません

【明智先生ファッション劇場】:センセイの服装をキャプチャーしてみました(華麗なる尾行術も堪能できます)

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| TVドラマ(現代劇)::江戸川乱歩シリーズ | 10:21 PM | comments (x) | trackback (x) |
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