2006,06,04, Sunday
「俺が拾った宿命」(1973年・S48・11月10日OA)
「あんた、探したよ・・・!」偶然ゲン(天知茂)の元に転がり込んできた女・こはる(御影京子)は、自分が愛する賞金首の「疾風の左近」(岸田森)と彼が似ていることを利用し、身代わりにゲンを奉行所に差し出した(拷問されてちょっとピンチ)。実はこの左近、貧乏故に人買いに売られた兄を想い親を憎むあまり、グレて悪行を重ねるに至った、ゲンの生き別れの弟だった・・・という、ゲンの哀しい過去が分かる回。 ゲンに好きだった兄の面影をみてはっとする左近。何に驚いたのか教えてくれと詰め寄るゲン。だが突如襲ってきた「陰」からゲンを庇って左近は倒れる。 「あんた、俺に何を聞きたいというのだ・・・子を売ったことを悔やみ続けた親たちのことか、ろくでもない弟のことか・・・」 ――あんたが兄貴だったとしても、俺は何も言わない。あんたのために――。 最後まで兄と呼ばずに左近は逝った。優しいけれど不器用な兄弟愛が泣ける。 *出ました吸血鬼ブラザーズ! でもあんまり似てないと思うぞ、こはるさん。
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| TVドラマ(時代劇)::無宿侍 | 12:29 AM | comments (x) | trackback (x) | |