2006,03,07, Tuesday
「女体にひびくオルゴール」(1981年・S56・5月26日OA)
按摩の安斉さん(闇狩人のひとり・山城新伍)の馴染みの女性、おむらさんが、借金のカタにとある悪徳医者に連れて行かれる。幕府お抱えにならんと画策する悪徳医者は、毒針使い(蛾次郎←いつものアフロで登場)を使って邪魔者を消したり、田沼のドラ息子・意知(原田大二郎)に自分の薬で調教した女を送り込んだりしている外道で、彼女は次のターゲットに選ばれたのだ。 医者宅で良い服を着せてもらい、南蛮のお茶(コーヒー)を勧められたりオルゴールをあてがわれたりで至れりつくせりのおむらさんだが、なんとか彼女を救い出したい安斉さんはリーダー(天知茂)に相談する。しかし今日の新さん、「その女(=おむらさん)、ただの(ゼイタク好きな)雌猫かもしれんぞ」などとひどくつれない。 あげく、単独行動のせいで医者の用心棒たちに奥さんをかどわかされてしまう安斉さんに対しても「いくら愛した女でも、俺たちの秘密を知られたなら容赦なく斬れ」とか言っちゃうし(まあ一緒に助けに行ってあげてたけど)、ラストの立ち回りで悪徳医者を成敗した際、「人殺しぃ! アタシのこれから、どうしてくれんのよお!」と叫んで番屋へタレ込みに行かんとするおむらさん(←結局彼女ってばメス猫だったらしい)を背後からばっさり斬り捨てちゃうし、いつものほんのりオトボケ新さんが非情のライセンスと化していた。前回のことで女性にコンプレックスでも持ったのか新さんよ。それとも出番が少ないので情念の嵐が暴発したとか? こんなに新さんばっかり目立っちゃ他の連中の立場がないよなあ、という展開もどうかと思うが、今回のように前半ほとんど出番がなかったりすると、見ているこっちがつまらないことが判明。・・・しかし半裸の女性に蝋燭攻めとか、「お前は誰だ!死んだはずだぞ」「ふっふっふ(べりべりべり←横からマスクを剥がす音)」ってなどこかで見たようなシーンが盛り込まれていて、そういうところは思わず笑いが漏れた(さすがに「マスクべりべり」を天っちゃんがするわけではなかったが)。 ところでいつも、ゆるゆるな女性の歌声にのせてわんこと新さんの春夏秋冬プロモーション映像みたいなのが流れるエンディングになるとなんだか体中の力が抜けてしまうんだが・・・いつになったら慣れるやら。 *かといって天っちゃんの歌声が流れたら余計に力は抜けそうだが
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| TVドラマ(時代劇)::闇を斬れ | 11:51 PM | comments (x) | trackback (x) | |