2006,05,04, Thursday
「隠密犬・危機一髪!」(1981年・S56・7月21日OA)
いつになく嬉しげに白い歯を見せて釣りに興じている新さん(天知茂)の元に隠密わんこ・火山が駆け寄ってきた。ところが、よしよしと撫でた手にべったりと血が。新さんびっくり。事件の陰に犬ありと気づいた田沼ジュニア(原田大二郎)と取り巻き4人衆が、町方に命じて怪しい犬を捕らえるよう指示、居合わせた火山は放たれた小柄で負傷したのだった。それにしてはえらく元気そうに走ってきたぞ、火山。 わんこを飼ってることが長屋中にバレバレな新さん、仲間たちから引っ越すよう諭されるが、首を縦に振らない。それじゃ隠密わんこから闇狩人の存在が知れたらどうします、火山を殺せますか?と突っ込まれると「そのときは、俺も死ぬ・・・!」とまで言ってのける、なぜだかわんこラブ全開モード。「正体を知られたら愛する女でも殺せ」とか言ってたくせに自分はそうきましたか。最近助けてもらうことが多かったからってそこまで思いつめんでも、と観ている方も仲間達も思うのだが、聞く耳まるで無し。そんな新さんの愛を知ってか知らずか(いやたぶん知らないんだろう)、小屋からふらふら抜け出して町を散歩してたりする火山、緊張感の欠片もないヤツだ。 迷惑がかかるからと解散宣言をして自分だけで取り巻き4人衆を血祭りに挙げてゆく新さんだが、罠を承知で乗り込んだ待田京介(役名忘れました)宅で短筒やら火縄銃やらで狙われ危機一髪(承知じゃなかったのか)。そこへわんこを始め仲間達が駆けつけてくれて事なきを得る。「水臭いぜ新の字」「一緒に死にましょう」って、みんな良いひとたちすぎるんだよなあ。 *実は火山役のわんこ、天っちゃんにそれほど懐いていない。やはり顔が怖いとみえる(オイ) *新さんが犬笛を吹くと♪チャララララ〜と音楽が流れるのだが、笛の音というよりは、魔法の杖をひと振りするときの擬音のようで脱力する。
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| TVドラマ(時代劇)::闇を斬れ | 11:40 PM | comments (x) | trackback (x) | |