2007,10,30, Tuesday
#80「兇悪の生証人」(1975年・S50・4月10日OA)
弾三郎(通称サブちゃん:北島三郎)は城北署のヤンチャ刑事。情婦・良子(水原麻記)に美人局(=つつもたせ)をさせているチンピラやくざの西山(内田勝正)に正義の鉄拳を振いつつ「もうこんなことやるなよ」と優しく諭してやる人情派でもあるのだが、ある晩、ストライプのシャツにストライプのスーツ(おまけに眉間にも横ストライプ)をまとった見るからにいけすかない男(=会田:天知茂)が強引に西山を引っ張っていってしまった。 良子と後を追った三郎は、彼が特捜の刑事であること、西山がとある代議士の転落死に関わりのある5人のうちの1人であることなどを知る。会田に協力を依頼されてまんざらでもない三郎だったが、西山はふたりの目の前で射殺されてしまう。おまけに残りの証人たちもガス中毒で4人ともぽっくりあの世へ送られてしまい、後手に回りっぱなしの会田たちに矢部部長(山村聡)はたいそうご立腹。 三郎は、証言されてはマズい神崎(富田仲次郎)を長とする城北会の連中が仕組んだと睨んで単独で神崎を拉致、強引に自白させたのだが、死んだヨメさんにそっくりという良子を人質にとられてしまい身動きがとれなくなる。仕方なく神崎を返し、会田たちに沈黙を守る三郎。だが会田が良子を逮捕し取り調べたところ、大金に心が揺れて三郎を騙したのだと涙ながらに真相を打ち明けた。 ホの字だった良子に裏切られたと知りヤケになった三郎は町でチンピラをボコボコにのしたあと(自分もけっこうボコボコになりながら)城北会へと乗り込み、神崎を締め上げた。四方(葉山良二)と共に三郎をずっとマークしていた会田はナンバー2(上野山功一)の銃弾から彼を救い、後日入院先でまだふてくされている三郎に、義兄弟の杯ならぬリンゴ半分を素手でパカッと割って笑顔で差し出すのだった(昭和ブルースは3番) *小粒ながらきびきび動き回る賑やかなサブちゃん(特別出演)が堪能できる回。彼に花をもたせようとするあまりか、珍しく会田たち特捜がヘマの連続で矢部さんに怒られまくるというコメディタッチ。 *あんまり後手に回るのでヤケ酒でも飲んでたのか、酔っ払ってちょっとふらつきながら矢部さんに呼ばれた会田。サブちゃんの暴走をきいてすぐさま後を追い車中で一泊したようなのだが、翌朝あらわれたときは髪の毛ひとつ乱れていなかった(のはともかくとして、飲酒運転だよなあ…)
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| TVドラマ(現代劇)::非情のライセンス2 | 03:25 PM | comments (x) | trackback (x) | |