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非情のライセンス 第2シリーズ #34
#86「兇悪の甘い肌」(1975年・S50・5月22日OA)

OPで軽妙なナレーションを披露してくれた右田刑事(左とん平)は、夜の街でスナックの看板をぶっこわしていた酔っ払い3人組に逆ギレされ、喧嘩沙汰になりかけたところをいつもいいときに出てくる鞍馬天狗(右田談)・会田(天知茂)に救われた。看板を壊された店のママは会田の旧知で、銀座でも高級クラブを任されている美人ママの輝子(北川美佳)。後日銀座へ会田と共に顔を出した右田は、岩手から出てきたばかりの新人ホステス・ヒカル(中島公子)とすっかり意気投合していい感じ。

一方、代理ママのジュン(市地洋子)は営業部長の成田(大村文武)と共謀して輝子ママの蹴落としを画策していた。輝子ママに入れ込むあまり身上を潰し、支払いがこげついている工場社長の石原(高品格)を利用することを思いついた成田は、「ママには新しい男が出来たんですよ。ほらあのちょっと苦味走ったいい男」とママと仲良く飲んでる会田を指さし石原のハートを刺激する。ジェラシーに燃えた石原は猟銃を引っ提げマンションに赴き、ママらしき人影をばーんと狙撃。しかしそれはママの同居人で右田といちゃついていたヒカルちゃんだった。

行方不明になった石原が成田に匿われていると察した会田ら特捜部は一芝居打つことに。ある夜、輝子相手に「今夜ママのベッドルームに寝かせてくれないかな」と甘いムードで直球勝負に出た会田に成田の耳はダンボ状態、さっそく石原をけしかけて隣ビルの屋上から輝子ママを狙わせた。輝子のマンションでもその気まんまんな会田、本気なの?と訝しがる輝子ママを「もっちろん!」(「っ」に注目)と肘で小突き、電気をつけっぱなしにしたりカーテンを開けたりと怪しげに立ち回る。その間に四方刑事(今回はパシリ仕様:葉山良二)がマネキンを持ち込んで準備OK。土壇場で腰が引けた石原の代わりに銃を握った成田を現行犯で逮捕した。

成田と共謀しながら彼を踏み台にしてママの座についたジュンにも逮捕状をプレゼントした会田は、右田や四方を連れて輝子のスナックで飲み明かすつもりでいた。しかしママの地位を失った輝子は店で首を吊っていた。「この人は何も悪いことをしていないんだ…!」会田の汗だくの心臓マッサージ&人工呼吸により幸いにも蘇生した輝子。後日、今までとはうって変わった派手な衣装で○円ぽっきり系の店へと入っていく彼女に、会田は女の哀しさとしたたかさを垣間みるのだった(昭和ブルースは1番)。

*必死でマッサージする会田のそばで「か、代わりましょうか?」とうろうろしている右田刑事の姿のおかげで、珍しくラストで笑いがこみ上げた。死亡したヒカルちゃんは可哀想だったが、全編を通しての軽いノリも異色。

*目の前でヒカルちゃんが殺されて傷心の右田を「ばかもーん! 非番とはいえ刑事が何をしているんだ!」とさんざん怒鳴りつけていた会田だが、肝心の自分も輝子ママと食事に出かけていたことが判明。お互い様ってことで。

*輝子ママのマンションの壁紙は、明智探偵事務所のそれと同じ(白黒の鍵盤めいたやつ)。天っちゃんの好みか?

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| TVドラマ(現代劇)::非情のライセンス2 | 03:18 PM | comments (x) | trackback (x) |
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