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非情のライセンス 第3シリーズ #22
#198「兇悪のアルバイト・過去からの殺人」(1980年・S55・10月30日OA)

「もう働きたくないんです!」コールガール組織を抜けようとした同僚が暴行され、鏡にぶち当たって死亡したのを目の当たりにした妙子(永島暎子)は愛用ギターを手に組織を逃亡。だが追手の車に追われるうち、前方から車が突如現れ…。

…いきなり車の前に飛び出し倒れた女性(=妙子)をお姫様抱っこ、病院に運んだ会田(天知茂)。どうやら轢かれてはいなかったようで安堵したのも束の間、意識を取り戻した彼女は眼の前の鏡に向かってつぶやいた。
「あれがアタシ、なんでしょうか…?」

翌日まだ病室にいたところ「このヤマはお前さんが行くべきなんだよ!」と矢部警視(山村聡)にたきつけられ、会田は吉祥寺の死体遺棄現場へ。激しいリンチを受けたとみられる女性の遺体は、昨夜の女性を追っていた見覚えのある白い車に放置されていた。怨恨ではなく、売春組織の見せしめだと推理する会田に、俺もそう思ったからお前さんを行かせたんだよと満足げな部長(やはり会田が相当可愛いらしい)。

一方、麻酔面接にて「三宅妙子」という名前が判明、「これに見覚えなーい?」と女医からいきなり死体と車の写真を見せられ動揺(当然だろう)した妙子だが、何も思い出せない。そこで会田は“現職刑事の交通事故で女性が記憶喪失”という記事をあえて流し、反応をみることに(「やりますねー、会田さんも」珍しく軽口の村井(高田洋)に山路(柳生博)、「10年早いんだよ、その口のきき方!」まったくだ)。

連絡第1号は、妙子が通っていたギター教室の先生だった。お気に入り曲(ソル作「練習曲 ロ短調 作品35-22 “月光”」)を聴き、自宅に戻って何かを思い出しかけるが、思い出したくない気持の方が強い。「自分のことが分からんようでは一人前の人間になれんじゃないか!」やましい過去があっても、清算すればいいんだと励ます会田だが、怪しげな男からの電話や病院への毒入りケーキの差し入れなど、不審な出来事が続く。

やがて妙子の病身の母が特捜部を訪れ、殺された女性は妙子の親友だとわかる。娘の夜の仕事に動揺する母。そしてその頃、しずえ(野川由美子)の家に身を寄せた妙子は狙撃され、鏡が割れたショックで記憶を取り戻した。組織に戻れば狙われずに済む、と言う彼女に、君が出ていくなら保護しない、とわざと突き放す会田だが、馴染み(?)だったらしい売春斡旋者で実行犯の松尾(三角八朗)を嬉しそうに手玉にとると、大ボスとの取引場所に“用心棒”として妙子を連れて同席、松尾を捨て駒にして悪の根を元から断ち切った。

売春組織から足を洗った妙子は、会田の友人のクラブに雇われ、好きなギターを奏でるのだった(“月光”から唐突に「昭和ブルース」イントロを奏で、珍しい新録2番でエンド)

*クラブのマネージャーは本庁にいた会田のポン友で、血の気が多くて刑事をクビになった男らしい。まるでお前さんみたいだな、と笑った矢部さんに「しかし俺が刑事を辞めたときは、死んでるか、それともムショに入ってるか…そこだけが奴と違うところですかね」と淡々とフラグを立て始める会田。またコイツは〜、ってな苦笑顔の山路さんとは裏腹に、心配そうな表情になる部長が印象的だ。



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| TVドラマ(現代劇)::非情のライセンス3 | 03:16 PM | comments (x) | trackback (x) |
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