2006,09,19, Tuesday
『一寸法師』(1955年・S30)
江戸川乱歩の同名小説をかなり忠実に、たぶん今ならロード・オブ・ザ・リング的マジックで表現するであろう「一寸法師」もリアルに具現化。ただ、探偵は明智小五郎ではなくて旗龍作という名前になっている。 学生時代の恋人を救うために立ち上がった熱血漢・小林(宇津井健)が旗探偵(二本柳寛)を訪れたところ、二人の助手が白衣を着て怪しげな実験中。そのうちのひとり(画像右)・平田が天知茂。セリフや出番はほとんど無いのだが(いってみれば、美女シリーズにおける小林君のような感じ)、尾行や探索をソツなくこなし、助手としての役目はきっちり果たしている真面目な青年だった。「なんだそれだけなのね」感は否めないが(“仕出し屋さん”に戻りかけ?) *一寸法師を尾行中の平田青年←たぶんこれが最大アップ *探偵が「旗さん」(←ここの事務所は皆「さん」付けらしい)ではなくて原作通り「明智さん」だったら面白かったのになあ *この「一寸法師」のネタ(ピアノに人を隠す云々)は美女シリーズでいうと「白い素肌の美女」に入っている
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| 映画::新東宝 | 10:19 PM | comments (x) | trackback (x) | |