■ADMIN■
ADMIN ID:
ADMIN PW:
■CATEGORIES■
■POWERED BY■
BLOGN(ぶろぐん)
BLOGNPLUS(ぶろぐん+)
■OTHER■

非情のライセンス 第1シリーズ #16
#16「兇悪の湖(うみ)」(1973年・S48・7月19日OA)

「おれ、人殺しなんかしてないんだよぉ、かあちゃぁん!」
ホステス殺しの容疑で拘留されていた木沢昭一(工藤堅太郎)が逃亡した。彼は竜巻太郎(左とん平)の友人で、会田(天知茂)とも2度ほど飲んだ仲。木沢の無実を信じる太郎に頼まれたものの、所轄に任せてはと捜査に乗り気でない会田だったが、「ホテル前で高校時代の顔見知りと出会った」という彼の証言に知らぬ存ぜぬを決め込んだ当の顔見知り・辻隆介(深江章喜)が、別件の強請の容疑者として浮上したことから、木沢確保にも本腰を入れ始める。

別件とは、父から5千万を強請りとった男を探し出して欲しいとの、鬼頭財閥の一人娘・真由美(水原麻記)からの依頼だった。彼女が漏れ聞いた電話の声は名古屋訛り、そして密会場所のホテルにいたのが、名古屋の総会屋の辻。彼が自身の不都合ゆえに木沢を切り捨てたと確信した会田は、坂井(宮口二朗)と鈴木(梅津栄)を連れて名古屋へ向かい、太郎とリサ(小牧リサ)も後に続いた。

一方、逃亡中の木沢も“東海の軽井沢”荘川ビレッジにて辻に接触。辻は、今度こそちゃんと証言してやると偽り、近くの御母衣(みほろ)ダムへ誘い込み木沢を消そうとしていた。その頃、会田の前に真由美が現れ、捜査を打ち切って欲しいと切り出した。かつて父が戸籍を偽り豪商の「鬼頭修平」に成りすましたことを辻に知られ、強請りの種にされていたのだ。自分たち一家が偽りの人生を歩んできたことを知った母はゆうべ自殺したという。

ホステス殺しの真犯人が自首し、木沢の無実は確定したが、本人は消される一歩手前。その時、ライフルを構えた辻が朱に染まった。一撃で辻を倒したのは鬼頭の腹心の部下・鮎沢(岩崎信忠)だった。「お嬢さんにだけは言わないで。あの人だけには、幸せになってもらいたいんです」そう訴えて神妙に逮捕された鮎沢だが、(それを聞いたのは坂井だったせいか)顛末を真由美に告げる会田。

「(鮎沢は)私の、婚約者です……」
木沢は晴れて妻子のもとに戻れる(太郎とリサもちゃっかりゴールイン)。だが、真由美のこれからを思うと、暗澹とした表情になる会田だった。
(昭和ブルースは1番)

*名古屋弁が決めてだったとはいえ、深江さんは別になまっていなかった(本場の人に教えてもらえばよかったのでは)

*天っちゃんはこの荘川ビレッジ(大三土地)の専属俳優だったらしく、前年(S47年)の村開きに招かれている様子や随筆が荘川ビレッジのホームページに掲載されている(「思い出の記」のぺージ2・3参照)。そこで知ったのだが、CMまで録っているようで驚いた。しかもどうやら2パターンはあるらしい。

*ビレッジ内のレストラン「白山」でかかっていたBGMは「人生」の口笛バージョン。

| http://www.amachi.info/blog/index.php?e=562 |
| TVドラマ(現代劇)::非情のライセンス1 | 11:45 PM | comments (x) | trackback (x) |
PAGE TOP ↑