2008,03,27, Thursday
ミステリーベスト21 「これが法律だ」(1962年・S37年 11月16日OA)NET 21:00-22:15
原作:高木彬光 出演:天知茂、松本朝夫、中原美沙緒、加藤嘉、上田吉二郎、長門勇、文京子 (朝日新聞縮刷版よりあらすじ引用) 一人の男が生涯をかけて研究した法律も、無実の男の処刑を救うことができなかったという皮肉な運命を描く。*原作での主要人物は以下のとおり: ・神津恭介:東大助教授(日本三大名探偵のひとり) ・大木五郎:神津の親友(行動派) ・富山剣次:殺されるワンマン作家 ・恵利子:富山の奔放美人妻 ・夏村大二郎:富山殺害を自供した死刑囚 ・丸岡日照:夏村を見舞う教誨師 ・津雲国利:弁護士(恵利子ラブの真犯人) クレジット順だと天っちゃんが主演とみてよさそうだが、この話における主役はいったい誰なのかが問題である。神津役だったらかなり興味深いのだが、今回は神津よりも大木五郎のほうが出番がはるかに多く、体当たりで真相を明らかにするのも大木なので、もしかするとドラマは神津抜きで作られた可能性もある。となると肉体派でレディ・キラーな大木=天っちゃん、ってことになるのだが、後者はともかくマッチョというのがひっかかる。 あと考えられるのは死刑囚・夏村役。死刑執行を前にあくまでクールでニヒルなこの男が真相を知らされ崩れてゆく様に「これが法律だ」という言葉が重々しくのしかかるクライマックスを考えると、彼を主役と捉えてもいいような気がする。それにたぶんマッチョよりは適役だ。 ・・・とあれこれ想像を逞しくしていて、以前こんなポスター画像を戴いたのを思い出した。ううむ、正面写真と「ベスト21」の文字のところ(は天っちゃんじゃないのかしらん?)を見ると、神津か大木っぽいけどなあ。のけぞってるから死刑囚・夏村の顔がわからんなあ。真相やいかに・・・! *とはいえ、原作とまるで違う展開というのもアリなわけで(“生涯をかけて法律を研究した男”なんて原作じゃ出てこなかったようだし) (2013.3.16追記:毎日新聞より引用) 【どうしても救えぬ無実の男】*神津恭介ではなくて大木だった。マッチョなレディ・キラーか!
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| TVドラマ(現代劇)::その他(単発など) | 09:04 PM | comments (x) | trackback (x) | |