2008,10,11, Saturday
「宮本武蔵の首を取れ!」(1979年・S54・3月6日OA)
(↓BSフジからあらすじ引用) 武術の達人・宮本武蔵が登場。はたして、武蔵の真意は?*「お家のため、お命申し受けまする…!」冒頭いきなり襲いかかってきた刺客(=吉郎くんの父)を眉間ひとつ動かさず瞬殺した武蔵。外記派の人間を血祭りに上げているコワモテ連中(宮口二郎ら)の稽古を請け負い、監物と堺屋の小判入り饅頭箱談合や外記暗殺の計画にも顔を出すその真意を測りかねる十兵衛だったが、川で魚取って、岩窟に籠ってトンカンやってるかと思えばひたすら書き物に没頭しているストイックな彼を、かつて命を救われたというおえんは「あったかくって、優しくって、いつもアタシの頭の上にいてくれて…」とベタ褒め、『おてんとさん』と呼んでひたすら慕っている(「夜はひっこんじゃう」のも言い当て妙とのこと)。 「久々に、生きた御仁にお目にかかった…」とすれ違いざま一目で十兵衛を認めた武蔵(その前に腕試しに来て惨敗した弟・左門の立場まるでなし)は、外記暗殺当日の朝、止める十兵衛と刃を交わす(お互い、前身頃をバッサリ)。武蔵が白装束を着けていたことに驚く十兵衛。彼は大方の予想通り、藩のために捨て身で監物一派を成敗しようとしていたのだった。真相を知った十兵衛と左門は(余計な)助太刀をかってでて、かくして武蔵は一番弟子(=宮口さん)を斬り捨てただけで事件は無事収束した。 ところが、こっそり十兵衛に稽古をつけてもらっていた吉郎が、父の仇である武蔵に突っ込んできた。刀も抜かずに少年を待ち受ける武蔵。と、ここでまた十兵衛が(余計な)止めを繰り出して吉郎を岩窟へ連れてゆき、武蔵が弔いのために彫り続けている石仏群を見せて宥めるのだった。 *とにかく静かな佇まいの天知武蔵。何しろスーパー剣豪だけにすべてにおいて余裕があるのだが、余裕ありすぎて印象が薄まったというか、特別出演なんだからもうちょっと活躍場面を作ってほしかった。宗矩VS武蔵とか(部長の勝ちか?) *武蔵は2度演じている(1度目は1962年のドラマ「佐々木小次郎」)が、やはり本人もどこかで語っていたように、どっちかというと小次郎キャラの方が似合うような気もする。…天っちゃんは何をやってもスマートにキメる分、野性味に欠けるからなあ。 *薄紫の頭巾で人斬りに勤しんでいた宮口さん、予告で思わず間違えてしまったくらい師匠に似ていて驚いた(右斜め下を向きながら刀の血をバッと払う仕草と横顔がもう激似!)
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