2009,09,07, Monday
「降嫁」(1971年・S46・10月23日OA)
長野主膳(トメ位置:天知茂)、前回出演(#5「大獄」)から2回おいての再登場。#5のラストで桜田門外の変までたどり着いていたが、ほんの少し遡ったところから物語は始まる。 降嫁を推進する井伊大老の秘密連絡員・主膳は九条家家臣・島田左近(川合伸旺)と、姉が皇女を産んだばかりの岩倉具視(伊丹十三)は何を考えてるかわからない策謀家だが降嫁には積極的、なんてことを今日も密談中。しかし、金に糸目をつけない主膳が和宮の乳母の買収にも一役かって着々と裏工作を進めていくその最中に、桜田門外で井伊大老が暗殺されてしまった(映像なし・中村竹弥さんの出番もなし)。 それでも彼の遺志を継がねばと頑張る主膳、京都所司代に降嫁推進を訴え、皇子(のちの明治天皇)の叔父にあたる中山忠光(村野武範)、そのブレーンである田中河内介(丹波哲郎)たちアンチ降嫁派・攘夷派を排除せんと画策したり忙しい毎日を送っていた。その甲斐あってか和宮の降嫁は決定。しかし暗躍した主膳らは、次々に粛清の憂き目にあってしまうのだった…(後ろ手に縛られて首を刎ねられる直前のシーンが映って出番はおしまい)。 *史実では井伊亡きあと彦根藩の藩政に関わったものの、後継ぎや家老と折り合いが悪くて処刑されたらしい。今でいう「再現ドラマ」形式なので、もうちょっと内面を掘り下げてほしかったなあと思うシーンがあっさりスルーされてしまうのが勿体無かった。
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| TVドラマ(時代劇)::天皇の世紀 | 12:17 AM | comments (x) | trackback (x) | |