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『二百三高地』
『二百三高地』(1980年・S55)

ロシアとの勝算薄い闘いに挑もうとしていた日本。戦争の長期化・泥沼化を防ぐためにアメリカを抱き込む算段の伊藤博文(森繁久弥)は、時の大統領セオドア・ルーズベルトとハーバード大で同窓だった貴族院議員の金子堅太郎(肩書きとお髭が立派な天知茂)に仲立ちを依頼した。

ところが面相の割には控えめかつ消極的な金子。アメリカはロシアと縁が深く、日本有利に事を運ぶ可能性は、政治上、経済上、社交上非常に低い、せめて半分くらいの見込みがなければ到底無理ですごめんなさい、と顔を伏せる。

しかし、その自信なさげな様子に業を煮やした伊藤博文から「ダメだ! 君はね、成功しようと思うからだめなんだよ。命を賭してやるんだよ、金子く~ん!」とタバコを投げつけられ両肩を3度ほどがしっと掴まれゆさゆさ揺すぶられたおかげで「閣下・・・!」と感極まって(手荒い扱われ方に、ではないはずだが)アメリカ行きを決意。『金子はただちにアメリカに向かって旅立った―』というナレーションと共に映画からも旅立ってしまった金子くんだった(出番短いよ!)

*おそらく『デマカセ紳士』以来の森繁さんとの絡み。25年の月日を経ても、(森繁さんに)良い様にあしらわれる、という力関係はあまりかわっていないようだった

*『デマカセ紳士』並みにショートな出番だったにもかかわらず、DVD表紙ではやたらと目立った位置にいる金子くん(こんな感じ)。これぞネームバリュー?

*天っちゃん出演作で唯一リアルタイムに映画館で観た映画(当時9歳)なのだが、さすがに彼の出番は記憶になかった。途中でこれでもかと畳み掛けるさだまさしの『防人の詩』、今だと気恥ずかしい、というよりむしろ少々あざとさを感じてしまうけれど、当時は心にぐさぐさ突き刺さったのをしっかり覚えている(そして今も条件反射で泣けてきたりする)

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| 映画::東映 | 12:12 AM | comments (x) | trackback (x) |
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