2008,06,30, Monday
#150「兇悪の女将」(1976年・S51・9月9日OA)
市民局日照部の山川雄一(西本裕行)が収賄罪で連行された。賄賂受け渡しの場所となった高級料亭「よし美」の女将・田島美沙(弓恵子)は山川の幼馴染だが、賄賂のことなど知らぬ存ぜぬを通すしたたかな女。警視庁きっての猟犬を自認しているらしい会田(天知茂)と右田(左とん平)の今回の任務は、この“女狐”を追い詰めることにあった。 山川は日の差さないアパートで身体を壊した妻や子供達と細々と暮らす、いわば捨てゴマ。美沙と愛人関係にある上司の園田(北原義郎)が彼女と共謀し、彼だけに罪を被せるつもりだった。だがそれを薄々感じていた山川は、取引日時を克明に書き記したメモを武器に彼らから金をせびろうとしたものの、縊死させられてしまった。 会田は綾(岸田今日子)の協力で新聞記者と偽り、直接美沙と顔を合わせる。が、すぐに身分がバレた上、メモの話をすると少し動揺を見せたものの、証拠がありませんわと澄まし顔の美沙にちょっと押され気味。 大事なメモは園田によって焼却されたが、そのコピーを療養中の妻・静子(町田祥子)が所有していることを掴んだ会田らは彼女をマークする。静子は美沙を呼び出し、コピーの存在を告げる。それを売ってくれと札束を差し出す美沙の顔を、夫を奪われた恨みをこめて傷つける静子。そこへ現れ彼女たちを拉致しようとした園田の配下たちを、会田たちは一網打尽にした。 後日。美沙は場末の居酒屋に身を落としたが、それなりにしたたかに生きていた。そして「F」では、綾がクラブを閉めることを決意。会田クンに会って、まだまだ弱い立場の人がいることを知った、今後はまた弁護士として、まずは静子の弁護をしたい――。 「これからは、会田さん、って呼ぶわ」 そう告げる彼女に、会田は笑顔で頷いた(昭和ブルースは1番) *旦那(=宮口さん)が殉職した次の回に奥様登場、やり手の女将を悪女っぽく熱演。 *朝の4時半の銀座をぶらつく綾さんと会田(どんだけ夜更かしさんなんだ)。そらそうと綾さんって、前のママが出所するまで店を預かるんじゃなかったのか?(#75「兇悪のワイン」)
| http://www.amachi.info/blog/index.php?e=198 |
| TVドラマ(現代劇)::非情のライセンス2 | 10:33 PM | comments (x) | trackback (x) | |