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非情のライセンス 第2シリーズ #112
#164「島原哀歌」(1976年・S51・12月30日OA)

都心のビルに爆弾を仕掛けて逃走中の工藤(北村晃一)と北見(高林謙)を追って長崎に飛んだ会田(黒コートの天知茂)と浮田(松山英太郎)。病院からモルヒネを持ち出し換金した砂田マキ(鮎川いづみ)が恋人の工藤に現金を手渡すと睨み、すでに滝(篠ヒロコ)は島原の観光バスに乗り込んだマキを監視していた。

マキはカモフラージュのため津川万作(須藤健)という中年男性と同行。背中の痛みのためにモルヒネを欠かせない津川から換金先を教えてもらい、500万を工藤に渡そうとするのだが、そこを滝に現行犯で捕らえられた。しかし相棒の北見が自家製の時限爆弾をかざし乗客たちを脅したため、滝は逆に手錠をかけられてしまう。

ところが、なんと津川が北見から時限爆弾を奪い、バスを乗っ取った。彼と娘はビル爆破に巻き込まれ、右足を切断した婚期間近の娘は看病疲れの母親と自殺。津川は犯人の工藤たちへの復讐に燃え、彼の方からわざとマキに近づいたのだ。

車中からのSOSを傍受した会田は、バスの車輪を浮田に撃たせ、御丁寧に黒コートを例のもこもこ毛皮ジャケットに着替えてから、“バッテリーがあがって道端で難儀している旅の男”を装ってバスの中に入り込む。しかし津川はそのタイミングの良さから「あんた刑事でしょう!」と速攻で正体を見破り(会田、着替えた意味ナッシング)、工藤&北見と心中する覚悟でバスを走らせる。

津川は乗客と運転手、それにマキを下ろし、バスの中は津川と居残りを志願した会田、そして手錠で繋がれた工藤&北見の4人になった。極限状態の中、単なる爆弾魔の工藤とそれなりの思想を持っている北見が仲間割れ。その隙に爆破装置を外へ放り投げた会田は津川を連れてバスを出る。同じく外へ出た工藤は、逃げたい北見に手首を切断されながらも爆破装置を拾って狂ったように走り、会田に撃たれた拍子に自爆した。

「あんたはどれだけ非情なんだ…!」無理心中がかなわず力を落とす津川に、会田は鞄(妻と娘の骨壺入り)を手渡し、奥さんと娘さん(の骨)も島原のおばあちゃんに会いたがっているんじゃないかな、とさりげなく励ました。「あの人(=津川)、大丈夫かしら」心配する浮田や滝に会田は言う。あれだけのことをしたんだから、俺たちよりよっぽど強いかもしれない、と(昭和ブルースは1番)

*島原への慰安旅行ついでに撮影しちゃいましたな雰囲気の回。とにかくあそこで着替える必要はあったのか(しかも#74「兇悪のフェニックス」で登場したアレに)、ということだけが最後まで気にかかった。…そうか、防寒も防弾も(爆弾の)防風もできる万能ジャケットなのだな(こじつけ)

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| TVドラマ(現代劇)::非情のライセンス2 | 10:13 PM | comments (x) | trackback (x) |
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