回 |
放送年月日 |
タイトル |
監督 |
脚本 |
あらすじ(朝日新聞引用) |
感想 |
1 |
1977.10.6 |
華麗なるめぐり逢い |
永野靖忠 |
宮川一郎 |
十年前、矢島コンツェルンのトップ矢島慶三(山形勲)のために両親と妻を死に追いやられ、自らも殺人犯の汚名を着せられた氏家修(天知茂)が、海外での逃亡生活を経て帰国、矢島への復讐を開始した。その氏家の姿を矢島の愛人の娘で女実業家の船山奈美(三田佳子)との愛をからめて描くサスペンス・メロドラマ。原作:佐藤まさあき、脚本:宮川一郎ほか。出演はほかに池上季実子、左とん平、内藤武敏、青木義朗ら。/一回目は、シンガポールから一通の電報によって日本に帰った氏家と奈美との出会い、矢島コンツェルンの暗部を知る野川常務(高橋昌也)をめぐる氏家と奈美の確執、さらに十年前の事件で刑事ににらまれる氏家の立場を描く。[夕刊]親と妻を殺した巨大な悪に立ち向かう一匹オオカミ。天知茂と三田佳子が描くサスペンス・メロドラマ。 |
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2 |
1977.10.13 |
華麗なる挑戦 |
永野靖忠 |
猪又憲吾 |
矢島(山形勲)は、総会屋鏡山(内田朝雄)が殺したはずの野川(高橋昌也)が氏家(天知茂)に助けられたのを知り色を失った。一方、奈美(三田佳子)は幼いころから世話になっている野川を、氏家から奪い外国に逃亡させようとしていた。そんな時、野川が氏家に監禁されていることを情報屋黒井(左とん平)がかぎつける。 |
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3 |
1977.10.20 |
華麗なる復讐 |
松島稔 |
宮川一郎 |
[夕刊] 氏家(天知茂)は野川(高橋昌也)から、矢島商事の悪事を聞き出すことに成功した。が、その直後に。 |
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4 |
1977.10.27 |
華麗なる追跡 |
松島稔 |
宮川一郎 |
氏家(天知茂)は、矢島商事の金子専務(根上淳)が外国商社との取引に高級コールガールを使っていることをつきとめ、宝石原石の取引を口実に金子に接近した。そのころ、矢島商事の秘密を探っていたルポライター富田(横光克彦)が姿を消した。そんな時、金子のあっせんでモデル和子(南麻衣子)とホテルで会った氏家は、婦女暴行で訴えられる。[夕刊]
氏家(天知茂)は矢島商事のワナにはまって、危機。氏家と矢島商事の取引に一千万円の宝石が登場。 |
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5 |
1977.11.3 |
華麗なる反撃 |
永野靖忠 |
猪又憲吾 |
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6 |
1977.11.10 |
華麗なる抱擁 |
永野靖忠 |
鴨井達比古 |
矢島(山形勲)から「私がお前の父だ」と名乗られた奈美(三田佳子)は、動揺しながらも矢島と敵対しようと心に決めた。そのころ、矢島攻撃の新たな作戦をたてた氏家(天知茂)は、矢島の主治医徳島(細川俊夫)の娘由香利(夏樹レナ)に接近した。そんな時、徳島が矢島から借りたライフル銃で暴発事件を起こす。 |
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7 |
1977.11.17 |
華麗なる謀略 |
松島稔 |
鴨井達比古 |
矢島(山形勲)のため銀行融資を中止された奈美(三田佳子)の店は倒産した。すべてを失った奈美は氏家(天知茂)のもとで初めてやすらぎを得た。氏家は矢島の主治医徳島(細川俊夫)が通行人に重傷を負わせたライフル銃暴発事故を利用、矢島に迫ろうと考えた。ある夜、氏家は徳島の家で証拠の弾丸を手に入れる。[夕刊]
奈美(三田佳子)は倒産して氏家(天知茂)のもとへ。氏家は次に矢島の主治医徳島をねらい始めた。 |
★ |
8 |
1977.12.1 |
赤い激突 |
松島稔 |
播磨幸治 |
矢島(山形勲)が倒れた。矢島の主治医徳島(細川俊夫)から連絡を受けた氏家(天知茂)は“矢島倒る”の情報をマスコミに流すとともに、ライバル意識をもつ専務金子(根上淳)と社長室長佐沼(内藤武敏)を抗争させようと画策した。[夕刊]
矢島慶三倒れる。氏家(天知茂)はこの機に内部崩壊をたくらむが、奈美は彼の作戦阻止に立ち上がる。 |
★ |
9 |
1977.12.8 |
赤い訣別 |
永野靖忠 |
播磨幸治 |
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★ |
10 |
1977.12.15 |
赤い陰謀 |
永野靖忠 |
国弘威雄 |
奈美(三田佳子)は矢島(山形勲)から矢島商事の経営を任された。しかし株主総会を控えた矢島商事は社長派の奈美たちと、背後の氏家(天知茂)に操られて株集めに狂奔している金子専務(根上淳)たち反社長派の真っ二つに割れていた。ある日、奈美は経済連会長岩壁(嵯峨善兵)から氏家の過去についてきかされる。[夕刊]
矢島商事の内紛激化。奈美(三田佳子)は社長派になって断固、専務派の黒幕氏家(天知茂)に挑戦。 |
★ |
11 |
1977.12.22 |
赤い激闘 |
永野靖忠 |
国弘威雄 |
[夕刊] 奈美(三田佳子)の最後の切り札は。大荒れの株主総会で、氏家(天知茂)が勝利するかに見えたが・・・。 |
★ |
12 |
1977.12.29 |
赤い絶望 |
永野靖忠 |
猪又憲吾 |
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★ |
13 |
1978.1.5 |
赤い不死鳥 |
松島稔 |
猪又憲吾 |
矢島(山形勲)が三十二年前に犯した殺人事件を暴くため、その手掛かりを求め北海道にやって来た氏家(天知茂)とルポライター増沢(星正人)は手を組んだ。ある日、増沢は海へ身を投げようとした江梨子(池上季実子)を助ける。そのころ大沼公園にも、青年実業家有坂(高城丈二)と婚約した奈美(三田佳子)が来ていた。 |
★ |
14 |
1978.1.12 |
赤い激情 |
松島稔 |
国弘威雄 |
氏家(天知茂)は大沼公園で奈美(三田佳子)に出会った。有坂(高城丈二)との結婚を一週間後に控えている奈美は、翌日、氏家に「どこかへ連れて逃げて」と頼んだが、氏家は冷たく拒絶した。一方、奈美と同じホテルにいる矢島(山形勲)は、自分が三十二年前に犯した殺人の証人久保(沢井三郎)を氏家が捜しているのを知って驚く。[夕刊]
氏家(天知茂)は大沼公園で、挙式直前の奈美(三田佳子)と劇的再会、そして離別。北海道のロケ。 |
★ |
15 |
1978.1.19 |
赤い熱風 |
伊賀山正光 |
国弘威雄 |
[夕刊] 死んだはずの野川元常務を追って氏家(天知茂)は関西に飛んだが、野川は全く記憶を失っていた。 |
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16 |
1978.1.26 |
赤い饗宴 |
松島稔 |
播磨幸治 |
過去の記憶を失った野川(高橋昌也)は奈美(三田佳子)の家に保護され、氏家(天知茂)と増沢(星正人)はそれを監視した。ある日、奈美が矢島(山形勲)から食事に誘われて外出中、野川は矢島の息のかかった精神病院に入院させられた。帰宅した奈美は、矢島と夫有坂(高城丈二)の仕掛けたワナにはまったことに気付く。 |
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17 |
1978.2.2 |
赤い交流 |
松島稔 |
播磨幸治 |
奈美(三田佳子)は精神病院に収容された野川(高橋昌也)に面会しようとしたが、病院から拒否された。ある夜、病院に黒井(左とん平)と潜入した氏家(天知茂)は、野川を屋外に連れ出したが番犬の群れに囲まれた。ひるんだ氏家の前に、野川の親友松本(池田駿介)が現れる。[夕刊]
精神病院からの野川救出作戦。氏家役天知茂が病院に忍び込み、警備犬の群れと対決するのが見どころ。 |
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18 |
1978.2.9 |
赤い別離 |
永野靖忠 |
鴨井達比古 |
奈美(三田佳子)は夫有坂(高城丈二)との離婚を決意し家を出た。そんな奈美を、増沢(星正人)は氏家(天知茂)の隠れ家に案内した。奈美はそこで野川(高橋昌也)を発見した。氏家は奈美に、野川の記憶を取り戻すための協力を求めた。やがて、野川の記憶は回復した。ところが奈美は氏家の裏をかき、野川を外国に連れ出す。 |
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19 |
1978.2.16 |
燃ゆる逃亡者 |
伊賀山正光 |
鴨井達比古 |
氏家(天知茂)は奈美(三田佳子)と野川(高橋昌也)を追ってパリに飛ぼうとした。その矢先、氏家は暴力団員に重傷を負わせた疑いで警視庁に逮捕されかけた。刑事を車ではねて逃走した氏家は江梨子(池上季実子)の家に一泊したのち簡易宿泊街に潜入した。そこで氏家は、自分を探す野川の友人松本(池田駿介)に出会う。[夕刊]
逃亡に次ぐ逃亡。矢島商事のワナにかかり、傷害容疑で警察から指名手配された氏家(天知茂)を描く。 |
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20 |
1978.2.23 |
炎の罠 |
松島稔 |
鴨井達比古 |
[週刊TVガイド]松本(池田駿介)は野川から預かった秘密文書を持っていた。それを知った氏家は松本を説得して借りだすことに成功。一方、蛇沼に呼ばれた増沢(星正人)は氏家を裏切る取引に応じた。増沢は江梨子を尾行して氏家の隠れ家をつきとめる。 |
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21 |
1978.3.2 |
決死の逃避行 |
松島稔 |
播磨幸治 |
倉持(宮口二郎)や蛇沼(青木義朗)に追われる氏家(天知茂)は、途中、江梨子(池上季実子)と別れて山の中に逃げ込んだ。蛇沼は江梨子に氏家の逃亡先を追及する一方、シンガポールから来日した氏家の娘ミカ(小山麻美)を会わせた。やがて氏家を発見した蛇沼は氏家を捕らえるが、追ってきた倉持の銃弾に当たって死ぬ。[夕刊]
追う者と追われる者。氏家(天知茂)と蛇沼刑事(青木義朗)が、山中ですさまじい男の闘いを展開。 |
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22 |
1978.3.9 |
運命の証言 |
永野靖忠 |
猪又憲吾 |
矢島商事とリトニア共和国の汚職事件が次第に明らかになり始めた。黒井(左とん平)はヨーロッパから帰国した奈美(三田佳子)と野川(高橋昌也)を発見、尾行する刑事をまいて氏家(天知茂)に会わせた。野川に国会で汚職の真相を証言するよう要請した氏家は、野党議員国崎(滝田裕介)に野川を証人として国会に喚問するように頼む。 |
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23 |
1978.3.16 |
手錠と逃亡 |
永野靖忠 |
猪又憲吾 |
氏家(天知茂)は奈美(三田佳子)の反対を退け、国会の証言台に立った。氏家の矢島商事とリトニア共和国の汚職事件の証言で、矢島(山形勲)は獄につながれ、氏家も殺人容疑で逮捕された。間もなく保釈された矢島が、勢いを取り戻そうとしているのを知った氏家は、脱獄を決行、警察の追及をかわして矢島商事へ乗り込む。[夕刊]
氏家(天知茂)は国会証言でついに元首相と矢島慶三を追いこんだが、内閣が変わって矢島は復活。 |
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24 |
1978.3.23 |
華々しい終章 |
永野靖忠 |
猪又憲吾 |
[夕刊] 最終回は重体の娘に会うため、非常線を突破して絶命する氏家(天知茂)と奈美(三田佳子)を描く。 |
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