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LAカレッジ・ギャルの艶技に熱い眼差し!週刊プレイボーイ : 1984(S59)7月17日号:53歳
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天知茂が北方謙三の『逢うには、遠すぎる』1人3役で映画化
LAカレッジ・ギャルの艶技に熱い眼差し!

「よき原作とのめぐり逢い――それが私の制作意欲を駆りたてるのですよ」
いまやハードボイルド小説の旗手となった北方謙三氏の『逢うには、遠すぎる』(集英社)の映画化で、今回初めて製作・監督・主演の1人3役をつとめる天知茂の第一声である。

『逢うには、遠すぎる』は、主人公のカメラマン(天知)が、麻薬の密輸組織に狙われて失踪した、別れた妻(中原理恵)を追って、東京から海を渡ってロサンゼルスへと舞台を展開していくという迫真のハードボイルドである。

『挑戦――危険な夏』をこの号から本誌に連載している北方氏も、この映画化について熱っぽく語る。
「監督はみずからのイメージで、俳優はみずからの個性と肉体で、映画を構成する。原作の核質をつかんで映像をつくってもらえれば、それで満足だよ。願わくば、完成した映画が原作をはるかに超えてほしいと思う……」

ところで8月下旬のクランク・インを前に、日本時間の6月18日、ロス市内の日米劇場で、アメリカ側の主演女優を選ぶ公開オーディションが行なわれた。

審査員はロケハンを兼ねてロス入りしていた天知、北方氏らで、100人をこえる応募者の中からチェロキー・インディアンを父に、日本人を母にもつジョスイ・アギラ(21)と、チエ・アギラ(21)の姉妹が晴れて選出された。

ふたりとも現役の女子大生、過去にCMのモデルや女優の仕事もしたこともあるカリフォルニア・ギャルだ。

当然、映画の中ではヌード・シーンも期待できるから、クランク・イン後には本誌のグラビアを美しい肢体で飾るかもしれない。

このほか“ロス疑惑事件”のLA市警のジミー佐古田氏、そして北方氏自身も特別出演する。公開は来春の予定。

*スリム・ビューティーなジョスイさん&チエさんに囲まれて座る天っちゃん(半そで姿)の写真つき。

*ここまで進行していてクランク・インできなかった理由は何だったんだろう(「狼男…」の金銭トラブル?)

(2007年2月14日:資料提供・naveraさま)
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