-- トラウマの天知茂 --

表紙を飾った天っちゃん

悪の紋章ペア 【週刊TVガイド 1965年11月5日・167号】天知茂、愛京子
    (表紙のことば)
    NET「悪の紋章」毎週木曜日夜10:00〜11:00
    表紙の撮影は羽田空港の送迎デッキで二人が九州方面のあいさつ回りからの帰りを待ちうけて行なった。
    旅の疲れが出たのか、天知は顔色も冴えず、いつものハリがない様子。
    だが本人は「週刊TVガイドの読者に私を応援してくださるファンが大勢いるんです。だから、週刊TVガイドの表紙となると少々つかれたくらいでは……」となかなかやる気をみせてくれた。
    この欄をかりて天知が「ファンのかたがたにくれぐれもよろしく……」と念を押していたのを付け加える。
    撮影:高倉一太、レイアウト:佐藤浩二
*九州まで番宣(?)に出向くとは大変な。あくまで気配りのひとである(疲れているにも関わらずポーズも決まりまくっている)。
悪魔のような素敵なヤツら 【週刊TVガイド 1966年3月11日・184号】高城丈二、天知茂 *ドキドキするなあ(この身長差に、ではなく、銃の構え方に)
ローンウルブス 【週刊TVガイド 1967年11月10日・271号】丹波哲郎、天知茂
    (表紙のことば)
    「一匹狼」の視聴率がいいようだ。タフでニヒルな天知茂、世界を股に気を吐いている国際スター丹波哲郎、画面いっぱいに男臭さがむんむんしている。
    が、この二人の顔合わせがむずかしい。十月十日は体育の日、国民みんながオイチニのサンと気楽に体操してるとき「やあ」「おす」と二人のヒーローが顔合わせ、待ってましたとパチリと撮影したのが表紙の写真。顔はごついが二人とも気さくな俳優さんです。
    放送:日本・読売・名古屋テレビ(撮影:高倉一太)
*やはり丹波さんが「おす」で天っちゃんが「やあ」?
バラ男と妖精の美女 【週刊平凡 1968年10月3日・487号】天知茂、由美かおる
    (表紙はしゃべる)ムシ歯のもとは?
    記事引用はこちら。
    使用車:フォルクスワーゲン・フォーミュラVEE、
    協力:ヤナセ自動車、撮影:塚田博美
*スポーティーな感じの由美さんはともかく、なぜ薔薇なのか。
よろめき奥さん 【週刊TVガイド 1968年12月6日・328号】天知茂、新珠三千代 *世の奥様方を虜にしたという昼メロ「密会」のおふたり。天っちゃんは勿論“よろめかせる”若い男。
どうだ!会田! 【週刊TVガイド 1973年4月27日・552号】
    (表紙のことば)
    周りにワンサと強敵を控えながら、「非情のライセンス」第1回の視聴率は、15.7%(関東)。“チャンネル固定化”時代などといわれ、視聴習慣にある種の保守的傾向がみられたこの四月、新番組でこの2ケタはご立派。
    何が受けたのだろう――。
    「型破りな刑事の孤独感」(天知)「ハードボイルド・タッチ」(プロデューサー)と答えはさまざま。しかし、記者が見た限りでは、東映現代ヤクザ路線を思い出させる“本格派”の印象があった。調べてみると、脚本は定評のある橋本忍。プロデューサーは“特捜隊”のベテランK氏。そのはずだ、と思う。
    「テレビとしてはしつこすぎる」の評が当たるかどうか……。とにかく天知は「昭和ブルース」を主題歌として吹き込み、乗りに乗っている。 (港)
    撮影:伊藤佑丸
*お控えなすってと仁義を切られては(?)、誰もヤツ(=会田)には逆らえまい。

-- トラウマの天知茂 --